20代で磨きたいセンスのいいお金の使い方

「ゆくゆくお金を稼げるようになったら、貯蓄ができるようになる…」と安易な気持ちでいる20代女性は注意が必要です。高年収の方でも貯蓄できない人は、貯蓄できません。

大切なのは、お金に関する勉強をして上手に使うことです。そうすれば、貯蓄もでき趣味や恋愛も思い切り楽しめるはずです。20代の方の中には「なぜ?お金を貯めないといけないの?」と思っている方もいるでしょう

この記事では、20代女性にお金に関する勉強を薦める理由や、お金の使い方について解説します。

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20代にお金に関する勉強を薦める理由

家計簿をつける男性
20代でお金に関する勉強をしておくと、30代・40代も楽しむことができます。ここでは、20代にお金に関する勉強を薦める理由をご紹介します。

現在の日本の制度によって負担額は大きい

お金の蓄え方について、両親を参考にしている方もいますが、両親を参考にしてはいけません。若ければ若いほど、お金について大きく損するように、今の日本の制度がなっています。

日本の年金や健康保険など社会保障の仕組みは、仕事をしている現役世代が、引退世代を支える形になっています。高齢化が進むと、現役世代がどんどん減っていって、支えてが少なくなるため、負担が大きくなってしまうのです。

日本の借金総額は約1,100兆円

日本という国は、借金まみれの国です。国も個人と同じように、収入と支出があって、お金をやりくりしています。公務員の給料や公的施設を作るなどにコストがかかっており、国債と呼ばれる借金で賄われています。その金額は、2018年度に1,100兆円を超えました。

国の借金は、働いて税金を払っている現役世代が支払っています。そのため、借金のツケを支払わされる20代は、両親の世代より厳しい未来が待っています。ですから、20代の若い頃から、貯蓄を蓄えられるようなお金の基礎力を身につけることが大切です。

順位 国債発行額のGDPに対する比率
第1位 日本 226
第2位 レバノン 151
第3位 ジンバブエ 149
第4位 ギリシャ 144
第5位 アイスランド 124
第6位 ジャマイカ 123
第7位 イタリア 118
第8位 シンガポール 102

税金の負担は増え続けていく

税金と言っても、さまざまな種類があります。所得税・住民税・相続税・固定資産税。その数ある税金の中で、20代にとって最も重要になってくるのが消費税です。現在10%である消費税の税率は、今後も上がっていくかもしれません。消費税の税率が上がれば、生活に大きな影響があることは分かりますね。

ハイパーインフレの到来

インフレ・デフレという言葉を聞いたことはありますか?インフレもデフレも、世の中で売られているモノの値段の変化を表しています。モノの値段がドンドン上がっているのがインフレで、逆に下がっていくのがデフレです。

今の日本は、デフレの状態。昔と比較すると、洋服や家電の値段がどんどん安くなっていることかたも、デフレを実感できているでしょう。中国をはじめ、圧倒的に人件費が安い国のモノが増えたからです。

これからもデフレの傾向が続きますが、日本の借金問題が深刻になったときに懸念されるのがインフレです。日本政府の借金が増えすぎると信用がなくなり、円の価値が落ち、海外からの輸入品が高くなるという現象が起きてしまうのです。

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20代お金の基礎力の身につけ方

マネーセミナーの様子
ここまでで、20代のうちからお金に関する勉強をしたほうが良いと理解して頂けたのではないでしょうか?では、実際にどのようにお金の基礎力を養えば良いのでしょうか?ここでは、20代のお金の基礎力の身につけ方をご紹介します。

自己投資をする

老後の蓄えが必要と話題になっていますが、貯蓄ばかりしてしまうと

✅ 将来が不安なので、楽しいことを何もせずに、やみくもに節約している人
✅ お金以外に信じられるものがない人
✅ 目先の欲望を満たすために無駄遣いしてしまう人

など、お金を上手く使いこなせておらず、お金に使われてしまっている人も多くいます。

20代の方に節約しろとは言いません。これからは、仕事のキャリアパスも不安定になってくるため、自分のスキルや知見を高めるための自己投資が欠かせません。

これからは、金融商品に賢く投資をして、お金に仕事をさせることでお金を増やしくことが必要になってきます。そのため、自己投資や金融商品への投資のスキルを身につけて、お金を賢く使えるようになりましょう。

貯蓄する目的を立てる

貯蓄する前に、自分はどういう目的でお金を貯めるのか、目標を立てることが大切です。この目的もなしに節約をしていても、お金を貯めること自体が目標になってしまい、お金の奴隷になってしまいます

また、目標を決めるだけではなく、それを達成するプランも立てなければいけません。自分の収入はこれくらいで、支出はいくらに抑えられれば、年間に〇〇万円貯められるといった具体的な計画を作る必要があります。

お金に好かれる人になる

お金のことをケアして、お金に好かれる人になければいけません。お金のケアは、難しく考える必要はありません。使い道をきっちりと把握して、限られた予算の中で最大限の効果が出るように、しっかりと考えながら使ってあげることが、お金のことをしっかりとケアしていることになるのです。

20代がお金を使う際のポイント

デートする恋人同士

最後に、実際にお金を使う際のポイントを把握しておきましょう。

小さな節約に時間をかけない

小さな金額について考えてしまうと節約疲れの原因になります。大切なことは、金額の大きさに応じて、考える時間を決めるようにすることです。こうしておくと、重要な判断ほど時間をかけて、キッチリと行えるようになり、効率よく節約できるようになります。

スーパーでの買い物で節約できても、その節約のために時間を費やしていては、効率が悪いです。そのため、小さな節約に時間はかけないでいましょう。

大きい買い物は時間をかける

住宅や車などの大きな買い物や、生命保険などの選択には、同じ条件の商品を徹底して比較しましょう。こうした大きな決断で節約できる金額は、数十万円もしくは百万円以上と非常に大きなものです。そのため、時間をかける価値が十分にあります。

クレジットカードの分割払いは避ける

借金ではないですが、同じように高い利子を支払って、損をしてしまう取引があります。それは、クレジットカードの分割払いとリボ払いです。カード会社やカードの種類によって異なりますが、分割払いで約10~18%、リボ払いで約10%~15%の金利がかかってきます。
一括払いで購入できないような高額の消費は、金利も含めて家計に大きな負担となってきます。そのため、クレジットカードを利用する場合は、一括払いにしましょう。

住宅ローンは固定金利で払う

人生で最大の借金となる住宅ローンについても触れたいと思います。現在の日本は非常に金利が安く、35年ローンで変動金利で0.5%台、固定金利では2%台で借りられます。しかし、今後インフレになれば、この金利は上昇することが予想されています

変動金利でローンを借りた場合、金利が上昇した後に固定金利に切り替えようとしても、今よりも高い金利でしか契約できません。そのため、住宅ローンを借りる場合は、固定金利で計画的に返済計画を立てましょう。

ポイントを最大限利用する

クレジットカードはポイントがためやすいです。海外旅行に良く行く人は、航空会社のマイレージが貯まるクレジットカードを契約すれば、なるべくそのカードで決済を行うようにしましょう。

また、光熱費や通信電話などの公共料金はもちろん、最近では国民年金もクレジットカードで支払えるようになっているため、これらの大きな出費を支払うときは、クレジットカードを活用してポイントを貯めるようにしましょう

20代はお金の使い方に注意してみましょう

20代は自己投資をする大事な機会でもあるため、それほど貯蓄に集中しなくても良いですが、ムダ使いをしないように注意をして、お金を賢く使えるようになりましょう。

お金を賢く使っていれば、自然とお金は貯まってくれるでしょう。

しかし、20代女性は年収が安いため、なかなか自由なお金もできません。そのような悩みを抱えている方は、投資を始めて、お金自身に働いてもらうという方法もあります。

もし「老後の資金を蓄えたい」「投資を始めてみたい」というライフプランに関する悩みをお持ちの方は、マネーセミナーに参加してみてください。お金の専門家から無料で個別相談を受けられるセミナーもあります。現状のお金の使い方を診断してもらうと良いでしょう。

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