投資をしてみたいけれど、お金が貯められず余裕資金を確保することに困っている人も多いのではないでしょうか? 中には贅沢をしていないはずなのに、なぜかお金が貯められず困っている人もいらっしゃるかもしれません。
もしあなたがお金を貯められていないと感じているのなら、以下の4つのような言い訳をしていないかチェックしてみましょう。
- 収入が低いからお金が貯められない
- 東京は地方に比べて物価が高い
- 税金や社会保険が高い
- 付き合いが多いためお金が貯められない
特に「①収入が低いから貯金ができない」と感じられている人は多いのではないでしょうか?
しかし貯蓄額において、収入の金額はあまり関連はないのです。たとえば年収300万円でも貯蓄が1,000万円ある人もいれば、年収1,000万円でも貯蓄が0の人もいます。
つまり、お金が貯まらない原因は収入ではなく「支出」にあるということです。
そこで今回は、サラリーマンの人でお金が貯められない5つの支出習慣と、その改善策まで徹底的に解説していきたいと思います。
この記事の目次
お金が貯められないサラリーマンの5つの習慣
お金が貯められない人は、以下のような5つの習慣があります。
- お金を使っている感覚がない
- モノやサービスに対して価値の判断をしていない
- お金を貯める仕組みを作っていない
- 不要な定額サービスが多い
- 無理な投資をしている
決して収入が低いわけではなく、なぜかお金が貯められないと感じている人は要チェックです。それでは以下で詳しく解説していきます。
①お金を使っている感覚がない
お金を使っている感覚があるだけで、お金を上手に貯めることができます。最近はキャッシュレス決済の普及により、現金を使う機会が減っており、お金を使う感覚が薄れてきているのが現状です。中には全く現金を使わない生活をしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにキャッシュレス決済は、ATMで現金を引き出す手間が省け、クレジットカードなどを利用すれば、利用金額に応じてポイントを貯めることもできます。政府もキャッシュレス決済を推していることから、今後はさらに普及していく流れとなるでしょう。
しかしこのようにキャッシュレス決済を利用していると、どうしてもお金を使っている感覚が薄れてしまいます。たとえば現金のみの生活をしていれば、お金を使うと財布から現金が減るため、「お金が減った」と感じることができます。ところがキャッシュレス決済には、このような「お金が減った」という感覚が湧きにくいのです。
ではどのようにお金を使っている感覚を湧かせるのでしょうか?
実はキャッシュレス決済を継続していても、お金を使った記録を付けるだけでも「お金を使った感覚」を湧かせることができるのです。たとえばスマホのメモ機能などを活用し、「何にいくら使ったのか」を支出がある度に記録してみましょう。
こうして何日かのメモを見返してみると、意外と多くのお金を使っていることに気が付くはずです。たとえばコンビニのコーヒーやお菓子、交通費、飲食代など、1回の支払金額は小さくても1ヶ月単位で見た時に大きな金額になっていることがあります。
まずは1ヶ月でもいいので、使ったお金を細かく記録してみましょう。
②モノやサービスに対して価値の判断をしていない
日々の生活の中で、モノやサービスに対して価値の判断をされていない人もお金が貯めにくいです。たとえばランチでラーメンを食べる際、1杯800円が高いと感じるでしょうか?
もちろん人によって高いと感じる人もいれば、安いと感じることもあるでしょう。とても自分好みで美味しいと思えば1杯800円のラーメンは安いと感じるかもしれません。
ではこの時、ランチでお腹を満たせるのであれば、ラーメン以外でもいいか? と考えてみましょう。そのように考えると、ラーメン以外の500円の定食や1杯400円のそばでもいいかもしれません。
他にも新商品にすぐに飛びついてしまう人は要注意です。たとえば1台10万円の新型iPhoneが出た時に、誰よりも早く買いたいと思う人もいることでしょう。
しかしこの時も先ほどのラーメンと同じように、日々の生活を満たすためには1台10万円の新型iPhoneが必要かを考えてみましょう。もちろん仕事などで、どうしても新型iPhoneでなければ生産性が上がらない、といった場合は10万円でも安い買い物かもしれません。
そうでなければ、1台10万円の新型iPhoneを買うメリットを考えてみましょう。「友達に自慢したい」「スマホは新型しか買わない」などの理由の場合は要注意です。
モノやサービスを購入する時は、その金額に対してどれくらいのコストパフォーマンスがあるのか、立ち止まって考えてみましょう。
③お金を貯められる仕組みを作っていない
お金が貯められている人は、必ずといっていいほどお金を貯めるための仕組みができています。逆にお金が貯められない人は、給与が入ってくる口座と出ていく口座が同じなど、貯められる仕組みが整っていない可能性があるでしょう。
もう少し具体的に説明していきます。
たとえばお金がどうしても貯められていない人は、1つの口座で管理していることが多いです。もしこの入ってくるお金の一部を強制的に貯蓄できれば、使いたくても使えない状態にすることができます。
たとえば銀行の「積立預金」や「自動積立」などのサービスを利用してみましょう。これらは引落し日と引落し金額を設定しておけば、自動的に貯蓄口座にお金を貯めることができます。
さらにこのように貯蓄用の口座を設けることで、毎月貯蓄額が増えていくのを目で確認できるでしょう。実はこのように貯蓄用口座を作ることは、お金を貯めるためにとても効果的で、貯金額が増えればモチベーションとなり、さらに貯蓄を頑張ろうと思えます。
しかしどうしても支出が多くなり、貯蓄からお金を使ってしまった場合、貯蓄額が減ってしまうため危機感を感じます。
このように強制的に貯蓄をして、貯蓄口座を設けることで、貯蓄をスピーディに増やすことができるでしょう。
④不要な定額サービスが多い
最近はサブスクといわれる、月額の定額サービスが増えています。しかしお金が貯められない人は、このようなサブスクの契約を複数行い、中には利用していないサービスを1つや2つあることが多いです。
サブスクは1ヶ月単位で見れば、1,000円前後と金額は小さいですが、1年、10年、20年と見るとその金額に驚かされることでしょう。
たとえば月額1,200円の動画配信サービスを利用していたとします。1年で14,400円、10年で144,000円、20年で288,000円にもなります。これが1つではなく、2つ3つあるとその金額はさらに大きくなることでしょう。
まずは不要な定額サービスがないか確認し、利用していなければ解約手続きを行いましょう。
⑤無理な投資をしている
実は無理な投資をしている人も、お金をなかなか貯められない習慣になっています。もちろん投資をすることはいいことですが、現金の貯蓄がない中で無理して投資することは大変危険です。
最近はiDeCoやNISAなどの、投資を促す制度も増えてきたため、利用している人もいらっしゃるかもしれません。ところがiDeCoやNISAで購入していく投資商品のほとんどは、元本保証ではないものも含まれています。
せっかく貯蓄をしたにも関わらず、運用が上手くいかず損失を抱えてしまうことは誰しも避けたいはずです。iDeCoやNSIAはリスクが低い投資対象がほとんどですが、無理して行うことは避けましょう。
投資は必ず余裕資金で行うことに徹して、まずは現金を貯めることを第一に考えていきましょう。投資をしていると、年に数回は絶好の投資タイミングが訪れることがあります。その際に余裕資金がなく、そのタイミングで投資できないことは、機会損失となってしまいます。
投資で上手くいくためにも、無理な投資はせずにまずはしっかりと現金を貯める意識を植え付けましょう。
ここまでお金が貯められない人の5つの特徴について解説してきました。以下ではさらにお金を貯めるための効果的な方法を紹介していきます。
1ヶ月でもいいから家計簿をつけてみる
お金を貯められる人は、家計簿をつけていることが多いです。しかし家計簿は継続させることが難しく、1度は経験があるが挫折してしまった人もいらっしゃるのではないでしょうか?
それでも家計簿はお金を貯めるためには、とても効果的であることは間違いありません。家計簿をつけるメリットは、入ってくるお金と出ていくお金が可視化されて、より一層「お金を使っている感覚」を植え付けることができることです。
実はこのようにお金の流れを把握することは、投資をする上でもとても重要です。たとえばA株の配当は年間50,000円、B株の配当は年間40,000円であれば、これらを保有するだけ年間90,000円のキャッシュを確保できます。
年間に90,000円のキャッシュが確保できることがわかれば、今後の投資戦略をさらに視野を広げて考えることができます。
また可能であれば、家計簿をただつけるだけではなく、1ヶ月単位で予算を決めてみましょう。予算を決めることで、毎月「予算以内に抑える」という感覚が生まれるため、お金を貯めるスピードをさらに上げることができるしょう。
お金の知識を付けて日々の支出習慣を改善しよう
お金を貯められない人には、必ずといっていいほど日々の支出習慣に問題があります。習慣となってしまうと直すことは大変です。しかし人の習慣は60日で形成されるともいわれ、意識して継続することで、無意識にお金が貯められる習慣とすることができます。
まずは自分がお金を貯められない習慣に該当していないか確認してみてください。
該当することがあれば、少しずつ改善していきましょう。
自分のライフスタイルにあった改善方法は、お金のプロに相談して教えてもらうこともできます。
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