初心者におすすめ投資信託5選~まずは投資を試してみたい人へ~

将来の資産形成のために、投資を始める方が増えています。ですが、投資をやったことがない初心者の方は、何に投資すれば良いのか分からず困ってしまうかもしれません。

ズバリ言うと、初心者でも始めやすいのは「投資信託」です。

この記事では簡単に始められる投資信託が初心者に向いている理由や、具体的なおすすめ投資信託について解説していきます。

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初心者に投資信託がおすすめな理由


投資信託とは、大勢の投資家の資金を集めて、運用会社がまとめて資産運用する商品です。投資家の代わりに、投資会社に在籍するプロが運用してくれるので、投資初心者で知識が無い人でも気軽に始めることができます。そのため、投資信託は初心者におすすめされることが多いのです。

しかも、投資信託は1000円~1万円程度から始めることができます。一部のインターネット証券会社では、100円から申し込むことができます。このように最低申込額が少額なので、「まずは投資を試してみたい」という初心者のニーズにピッタリです。

投資信託の選び方


投資信託は日本に数千本もあるので、初心者の方はどれが自分に合っているのか迷ってしまうと思います。そこで、どのようなポイントに気を付けて投資信託を選べば良いのか、解説していきましょう。1~3本を保有している人が多いので、この記事をご覧の皆さんも、1本から3本くらいの気に入った投資信託を見つける参考にしてください。

インデックス型かアクティブ型か

投資信託は「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類に分けることができます。ファンドとは、投資信託のことだと思ってください。

インデックスファンドは、市場を代表する指数に連動するように設計された商品です。例えば、日経平均株価やTOPIXに連動して値動きする投資信託です。投資信託を運用する会社が、その指数を構成する銘柄に投資するため、指数の値動きに連動させることができます。

インデックスファンドのメリットは、指数を構成する銘柄への投資で銘柄数が多くなるため、分散投資ができることです。さまざまな銘柄に投資するため、個別の銘柄のリスクが薄まり、低リスクに運用することができます。一方、個別の銘柄の成長も薄まるため、低利回りになりやすい特徴があります。

つまり、インデックスファンドはローリスク・ローリターンと言えるでしょう。

一方のアクティブファンドは、投資会社のファンドマネジャーらが銘柄を選んで運用する商品です。インデックスファンドは受動的に指数を構成する銘柄を買い集めて運用するのに対し、アクティブファンドは「成長しそうな銘柄」を厳選して運用するというわけです。

アクティブファンドのメリットは、インデックスファンドよりも高いリターンを期待することができます。ところが、必ず高いリターンを得られるとは限りません。インデックスファンドよりもリターンが低い場合もあります。

つまり、アクティブファンドはハイリスク・ハイリターンの商品なのです。

投資初心者の場合、値動きの小さいインデックスファンドから始めて行くのが無難でしょう。慣れてきたら、アクティブファンドで利回りを追求しても良いでしょう。

投資先は何か

投資信託が投資する商品は、株式、債券、不動産が一般的です。株式はハイリスク・ハイリターン、債券はローリスク・ローリターン、不動産はその中間といったイメージです。

インデックスファンドなら分散投資ができているので、ハイリスク・ハイリターンの株式でも比較的低リスクに運用することができます。したがって、投資信託なら株式への投資がおすすめです。

より低リスクな運用をしたいなら債券のインデックスファンドがおすすめですが、かなり利回りが下がってしまうでしょう。あえて投資するほどの利回りは期待できないと考えられるので、筆者は株式に投資するインデックスファンドをおすすめします。

また、これらの投資先をミックスした「バランス型投資信託」もあります。「バランスファンド」とも呼ばれる投資信託で、これなら1つの商品で株式や債券などに投資することができます。

信託報酬などのコスト

投資信託はプロに運用を任せる商品なので、手数料のようなコストがかかります。これはできるだけ安い方が、投資家は助かります。

購入時手数料や、解約時にかかる信託財産留保額が低いことも重要ですが、各種コストの中で最も大事なのは信託報酬です。信託報酬とは、投資信託を保有している間はずっと支払い続けるコストです。購入時手数料のように1回支払えば済むものではないので、投資家の利益に与える影響が大きいです。そのため、似たような商品で迷っているときは、信託報酬が低い方にするという考え方もできます。

ちなみに信託報酬の目安は、インデックスファンドなら1%未満、アクティブファンドなら1%から2%程度です。これを大きく上回る投資信託は、信託報酬が高すぎると言えます。

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初心者向けの投資信託5選


ここからは、投資初心者にもおすすめの投資信託を5つ紹介していきます。いずれもインデックスファンドで、低リスクに運用できるものを集めたので、チェックしていきましょう。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド

全世界の株式に投資するインデックスファンドです。国内株式も外国株式も含まれるので、これ1つで世界中の市場に分散投資することができます。SBI証券で取り扱われている商品で、信託報酬も0.1102%程度と安く、始めやすいです。

ニッセイ日経平均インデックスファンド

日本の株式に投資するインデックスファンドです。日経平均株価に連動する投資信託で、昔から根強い人気があり、さまざまな銀行や証券会社で取り扱われているので始めやすいです。海外への投資に不安を感じる方は、この投資信託から投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

日本を除く先進国の株式に投資する投資信託です。既に日本の投資信託や株式を持っている方は、国内外への分散投資のために海外の投資信託を購入してみてはいかがでしょうか。信託報酬は0.1023%以内と安く、手を出しやすいです。純資産総額も大きいので、安定した運用成績が期待できる可能性が高いです。

三井住友・国債プラスファンド(毎月分配型)

投資信託の中には、毎月お金を貰えるものがあります。三井住友・国債プラスファンド(毎月分配型)もその一つで、おこづかい感覚で運用益が得られるところが人気です。日本の国債や海外の高格付けの国債で運用しているので、低リスクに運用でき、かつ分配金が貰えるのが魅力です。

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eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はバランス型投資信託で、国内外の株式、債券、不動産投資信託(REIT)の計8資産を均等に組み入れた商品です。これ1つで世界中のさまざまな投資先に投資できる優れものなのに、信託報酬が0.154%以内と安いのも魅力的です。

投資信託の利益を非課税にする方法

投資で得られた利益には、約20%の税金がかかります。これを非課税にできる制度があるので、受け取れる利益を増やすためにも、ぜひ活用していきましょう。

1つめは、NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAです。使える金額に上限はありますが、一定の範囲内での投資の場合、利益が非課税になる制度です。NISA口座開設などが必要となります。

もう1つが、iDeCoです。これは個人で年金を準備する仕組みで、運用する商品を自分で選ぶことができます。60歳になるまで引き出せないのですが、所得控除もできて節税には非常にお得なので、活用していきましょう。

まとめ


投資信託が初心者に向いている理由や、おすすめの投資信託について解説してきました。インターネット証券会社なら100円という安さで、誰でも簡単に始めることができます。投資を始めてみたいけど、怖いイメージを持っている方は、少額から試せる投資信託から始めてみてはいかがでしょうか。

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