株とFXの違いとは?5つの項目でそれぞれの投資方法を比較

「お金を儲けるために投資したいけど、株やFXがよく分からない」
「株とFXの違いをチェックして、自分にあった投資先を見つけたい」

インターネットで手軽に投資する方法として株やFXがあります。それぞれ価格の上昇で儲けられる点は同じですが、投資できる銘柄の種類や取引時間など細かい要素は異なるもの。

自分のライフスタイルにあった投資を見つけるには、投資方法における違いを知っておくことが重要です。この記事では株とFXについて5つの観点で比較しながら解説します。

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株とFXの違いとは

自分が保有しているお金を増やすためには、金融商品に投資して利益を得ることが必要です。世の中にはさまざまな金融商品があり、投資により将来のために資産を形成できます。

今まで投資したことがない初心者にオススメなのが株とFXです。今ではスマホ1台で株やFXの売買をすることができ、ちょっとしたスキマ時間に自分のお金を増やせるのがポイント。

「株とFXってどっちを選べばいいの?」と思う人はいるでしょう。それぞれの投資方法における違いを知るためには、下記における5つの項目で比較することがオススメです。

  1. 投資先の種類
  2. 価格が変動する要素
  3. 利益を得る方法
  4. 取引時間
  5. 利用できるレバレッジ

それぞれの項目について見てみましょう。

投資先の種類

株とFXでは投資家がお金を投資する対象が異なります。株では上場企業が公開している株式に投資して、FXではドルやユーロといった外貨をトレードして利益を獲得することが可能です。

日本国内には約3,600社の企業が上場していて、投資家は自分の条件を満たした会社の株に投資します。そして保有している銘柄の株価が上がれば、買った時との差額で儲けられるもの。

一方、日本でFX取引できる外貨の数は限られていて、30から50種類の通貨ペアに投資できます。投資できる種類が限られている分、投資する銘柄が選びやすいのがFXのメリットです。

価格が変動する要素

上場企業が発行する株と国が発行する通貨では、価格が変動する要素は違います。もし株に投資する場合、投資家は会社の業績や市場の動向について把握しておくことが重要です。

例えば、A社がニーズの高い商品を開発して、より良い業績予想を発表しているとします。この場合、投資家はA社の売上増加を見込んで投資する傾向があり、株価が高くなりやすいです。

一方、FXでは国の政策や個人消費などにより為替相場が変動するもの。例えば1985年の先進国によるプラザ合意により1ドル240円から120円以下まで円高になった過去があります。

株は企業に関連する要素で価値が変動するのに対して、FXでは国や世の中の流れで相場が動くもの。
ニュースで政策や市場をチェックしておくことが値動きを予測するコツです。

利益を得る方法

株やFXには価値が変動する性質があり、安く買って高く売ることで利益を得られます。また、投資した銘柄を売却せずに保有し続けることでもリターンを貰える場合があるもの。

例えば株を買って保有した場合、企業から配当金や株主優待を受け取れる機会があります。いつも利用している企業の株に投資しておくことで、よりお得に商品・サービスを利用することが可能です。

また、FXでは外貨を保有し続けることでスワップポイントを貰える場合があります。スワップとは通貨を発行する2国間の金利差であり、金利の差が高いほどスワップポイントは大きくなるもの。

株による配当金や株主優待は年に数回しか貰えませんが、スワップポイントは毎日貰えます。ただし、金利差によってはスワップポイントが貰えなかったり、損失が発生したりするため注意しましょう。

取引時間の比較

株 FX 取引時間の比較

投資家が株を直接売買する場合、株式市場が開いている時間帯のみ取引することができます。国内の開場時間は平日の9時から11時半と12時半から15時であり、祝日や年末年始は株を取引できません。

一方、FXでは平日なら24時間いつでも取引できて、深夜や早朝に投資することが可能です。多くの証券会社では月曜日の7時から土曜日の7時まで注文を受け付けています。

FXのほうが株よりも取引時間が長く、日中は仕事で忙しい社会人でも取引しやすいです。投資の機会を増やすために自分のライフスタイルから投資方法を選ぶことを勧めます。

利用できるレバレッジ

株やFXでは信用取引によりレバレッジを活用でき、保有する資金を超える金額で取引できます。例えば50万円の資金を用意してレバレッジ2倍で投資する時、その人は100万円分の取引をすることが可能です。

多くの証券会社では株の信用取引において約3.3倍のレバレッジを許可しています。投資資金の約3倍まで株を売買することができ、より大きなリターンを狙うことが可能です。

また、FXのレバレッジは金融庁により制限されていて、2019年11月現在では25倍までかけられます。10万円のお金があれば最大250万円の金額で為替取引できるのがポイント。

株よりもFXのほうがレバレッジの上限が高く、より少ない資金で大きなリターンを狙えます。ただし、レバレッジが大きくなると損した時のリスクが大きくなるため注意しましょう。

株式投資に向いている人

短期間に何度も売買するのではなく、長期的に投資する場合は株式投資がオススメです。将来性に期待できる会社に投資できて、配当金や株主優待といった特典を得られるメリットがあります。

銘柄によっては多くの投資家から注目を集めて、数年で株価が2倍以上になったケースもいくつかあること。ある程度の資金力がある人に手間の少ない株式投資を勧めます。

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FXに向いている人

投資にまわせるお金があまりなく、短期間でリターンを得たい人にはFXがオススメです。FXなら平日の24時間はいつでも通貨を取引できて、より積極的に利益を増やすことができます。

また、最大25倍までのレバレッジにより、少ない資金で多額の利益を狙えるのもメリット。投資できる通貨の種類が少ないため、投資経験がない初心者でもスムーズに投資を始められます。

まとめ

会社に投資できる株と通貨を取引できるFXでは取引時間やレバレッジなどが大きく違います。投資家にとってFXのほうが取引しやすく、リターンを狙いやすい利点があるもの。

ただ、長期投資する場合は配当金や株主優待が貰える株を選ぶことがオススメです。自分の目的や取引できる時間帯から投資先を検討してみましょう。

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