初心者にオススメする株の勉強方法!学び方や勉強するコツを紹介
「株式投資で損しないために基本を勉強しておきたい」
「どうすれば株の正しい知識を学べるのか気になる」
資産運用でリターンを得ていくためには、投資する前に知識を勉強することが重要。知識がなければチャートの見方や株の割安感が分からず、利益を見込めない投資をしてしまうリスクがあります。
今まで投資した経験がなかった人でも、基礎から学ぶことでスムーズに株を理解することが可能です。この記事では株初心者が勉強する方法やコツについて解説します。
この記事の目次
株式投資の勉強方法
「株を勉強するのって難しそう」と思う人は多くいるはず。株式投資ではリターンを得るためにテクニカル分析などの戦略を用いることが多く、初心者がいきなり戦略を学ぶのはハードルが高いです。
しかし、基本的な知識や用語を身につけて数万円の投資資金を用意できれば、初心者でも問題なく株式投資を始められます。雑誌やインターネットに掲載された投資の情報だけで利益を得ることは可能です。
これから投資を始める初心者が知っておくべき株の知識は5つあります。
- 最初に株式市場を理解する
- チャートの見方を学ぶ
- 専門用語や指標を覚える
- 銘柄の選び方を勉強する
- 税金や確定申告を知る
それぞれの知識について具体的に見てみましょう。
最初に株式市場を理解する
投資家は証券取引所に上場した会社の株式を売買して、自分の資産を増やそうとします。日本の株式市場には約3,600社もの企業が上場していて、投資家はその中から銘柄を選んで投資するのです。
会社に投資することで会社の株主になり、保有する株数に応じてさまざまな権利を得られます。例えば決算期などで株主に利益を還元するために、投資家は配当金や株主優待を受け取れるもの。
また、自分が投資した会社が事業を成長できれば、株価の値上がりにより売却益を得られるメリットもあります。一方、成長できない会社の株価は下がりやすく、投資家が不利益を被る可能性もあること。
投資家は株式投資することで会社の成長を手助けして、経済成長を支援しながらリターンを得られるのがポイント。パチンコや競馬といったギャンブルとは性質が大きく異なることを知っておきましょう。
チャートの見方を学ぶ
現金に比べて株は価値が変動しやすいものであり、値動きに慣れていないと損失を増やしやすくなります。高く買って安く売ってしまう状況を減らすために、株価チャートの見方を理解することが重要です。
チャートにより株価がどのように変動していたのかを簡単に把握できます。例えば一定期間ごとのローソク足を見ることで、その時の安値や高値、値動きをチェックできるもの。
また、株価における終値の平均値をつないだ移動平均線により、投資家は株のトレンドを手軽に把握できます。他のテクニカル手法と組み合わせることでトレンドの転換点を見極めることも可能です。
ただし、チャートは過去の株価により作られる指標であり、将来の値動きを確実に予想できるとは限りません。今の株の価値やトレンドを把握するためにチャートは役に立ちます。
専門用語や指標を覚える
証券会社やプロの投資家は専門用語を活用することが多く、用語を理解しておくことで情報収集しやすくなります。初心者が知っておくべき専門用語は次の5つ。
- 日経平均株価:日本の株式市場を代表する225社の銘柄から算出される株価指数
- TOPIX:東京証券取引所の全銘柄から算出される株価指数
- トレンド:株価の変動傾向、株価が上がっているときの状態を上昇トレンドと呼ぶ
- ストップ安(高):株の暴騰・暴落を防ぐための株価の下限または上限
- 窓埋め:株価チャートで空白だった価格帯に価格が定まること
また、銘柄を選ぶときに株の割安感を知りたいときは、以下に紹介する3つの株価指標が役に立ちます。
- PER:株価に対する収益率、指標が高くなるほど株の割高感が強まる
- PBR:株価に対する純資産倍率、1倍になると株価と資産価値が等しくなる
- ROE:自己資本でどれくらいの利益を生み出しているのかを示す指標
これら以外にも投資家が覚えておくべき用語や指標は多くあり、本やインターネットで調べることが可能です。間違った認識を防ぐために分からない単語はすぐに調べることを勧めます。
銘柄の選び方を勉強する
株に投資するときは前もってルールと銘柄の選び方を決めておくことが重要です。投資ルールがなければお金を使い過ぎてしまい、生活が苦しくなったり損失が増えたりする場合があります。
既に投資している人の本やブログを見ることで、投資ルールや銘柄の選び方を学べるもの。さまざまな投資家から投資の手法を勉強して、経験者のやり方を真似してみることがオススメです。
税金や確定申告を知る
株式投資によって発生した利益は課税対象であり、リターンの一部が税務署により徴収されます。株の利益には20.315%の税金が発生して、投資家は利益から約2割の税金を支払うことが必要です。
利用する証券口座のプランや得られた損益額によっては、自分で確定申告しなければならない場合もあります。株式投資を始めた後に利益が発生したら、税金や確定申告について勉強しましょう。
効率のよい株の勉強方法とは
株式投資でリターンを得るには基礎知識だけでなく、世の中の動向や戦略など幅広い情報が必要です。つねに学び続ける姿勢を持つことがリスクを減らすための最適な手段といえます。
株初心者が投資を勉強するコツは次の3つです。
日ごろからニュースをチェック
株式市場を知るにはスマホにニュースアプリをインストールして、毎日のスキマ時間にニュースをチェックすることがオススメです。日ごろから社会の動向を見ることでトレンドを把握しやすくなります。
勉強する時間を作る
本や雑誌で投資知識をしっかりと学びたいときは、前もって勉強する時間を決めておきましょう。毎日1時間だけでも勉強する時間を持つことで、投資家に求められる情報を身につけやすくなります。
セミナーに参加する
セミナーは、講師から分析方法を解説されながら実践的なトレード方法を学べるため、独学よりも効率的にレベルアップができます。また、わからないところを直接講師に質問してアドバイスをもらったり、最新情報を収集することができます。参加者と交流することで投資へのモチベーションが上がることも。
株式投資セミナーはまったくの初心者を対象にしたものから、中〜上級者向けのセミナーまであります。自分のレベルに合わせてセミナーに参加し、有意義な時間を過ごしましょう。
知識をつけることでリスクを抑えることができる
株初心者はいきなり投資するのではなく、まずはチャートや指標など基礎を理解することが重要です。リターンを得るのに必要な知識を身につけることで、よりリスクを抑えて投資できるようになります。
そしてある程度基本的な知識を理解したら、さっそく証券口座を開設して株式投資を始めましょう。