資産運用を学ぶ

インデックスファンドとETFの違いって何?

投資信託の説明をする女性スタッフ

投資商品を調べていると、色々な専門用語が出てきます。

etfってどういう意味なんだろう
インデックスファンド?これはどんなものなんだろう

聞き慣れない用語が多いので、投げ出してしまいたくなる初心者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では「インデックスファンド」と「ETF」の違いをメインに、投資信託について解説していくので、商品選びで悩んでいる方はご参考ください。

投資信託の分類

投資信託の案内と貯金箱
インデックスファンドもETFも、投資信託の一種です。分類のやり方が異なるので、インデックスファンドとETFは対義語ではなく、比べても違いは理解できないでしょう。

例えば、「インデックスファンドであり、ETFでもある商品」や、「インデックスファンドではあるが、ETFではない商品」といったものが存在します。これがややこしさの原因になっているのです。

どうしてこのような複雑な言い方ができるのかというと、投資信託の分類方法には主に以下の2通りがあるからです

  • 【種類別の分け方】投資信託(狭義)かETFか
  • 【運用方法による分け方】インデックスかアクティブか

これらの分け方を併用するため、「インデックスファンドであり、ETFでもある商品」や、「インデックスファンドではあるが、ETFではない商品」が出てくるのです。それぞれの分け方を理解することで、インデックスファンドやETFが何を指しているか分かるようになりますので、詳しく見ていきましょう。

種類別の分け方:投資信託(狭義)かETFか

広義の投資信託を種類別に分類すると、狭義の投資信託とETFに分けることができます。(本当は他にも広義の投資信託に含まれる商品があるのですが、簡単にするため割愛します)

広義の投資信託とは、投資家のお金を投資会社が預かり、代わりに運用する商品のことです。プロの腕を借りられるので、投資の経験が浅い初心者にも人気があります。

続いて狭義の投資信託ですが、これは広義の投資信託のうち、銀行や証券会社の窓口で購入できる商品のことです。インターネット証券会社には100円から100円単位で購入できるところもあり、少額の積立投資に活用できるメリットがあります。ただし、窓口に支払う手数料などのため、コストが高くなりやすいデメリットがあります。

一方のETFは「上場投資信託」のことで、証券取引所に上場している商品です。商品の仕組み自体は狭義の投資信託とほぼ同様なのですが、売買できるのは銀行・証券会社の窓口ではありません。手数料が安くなる傾向がある、というメリットがあります。一方、証券会社を通じて証券取引所に注文を出さなければならないので、少し難しいデメリットを感じる方がいるかもしれません。

まとめると、狭義の投資信託とETFの違いは主に上場しているかどうかで、分かりやすく言うと売買方法の違いになるとご理解いただければと思います。

運用方法による分け方:インデックスかアクティブか

インデックスファンドの「インデックス」は、運用方法を表す用語です。ちなみに「ファンド」は投資信託と読み替えていただいて構いません。投資信託の運用方法にはインデックスとアクティブの2種類があり、投資信託はインデックスファンドとアクティブファンドに分けることができます

インデックス運用とは、特定の指数に連動することを目指す運用方法です。特定の指数とは、株式市場や債券市場を平均化した指数のことで、インデックスファンドに投資をすれば、市場平均と同じくらいのリターンを期待することができます。

例えば、株式市場を平均化した指数といえば、日経平均株価やTOPIXが代表的です。日経平均株価は225銘柄を、TOPIXは2000銘柄以上を平均化した指数です。

これらの指数に連動するインデックスファンドに投資をすれば、各構成銘柄に幅広く分散投資したのと同じ運用をすることができます。
1つの投資信託を買うだけで、225銘柄や2000以上の銘柄に少額ずつ分散したのと同じになる、という特徴があるのです。

一方のアクティブ運用は、インデックス運用よりも高い収益性を目指す運用方法です。インデックスファンドの場合、大量の銘柄に投資をするため、値上がりする銘柄もあれば値下がりする銘柄もあります。

値下がりする株価をあらかじめ弾き、値上がりする銘柄にだけ投資すれば良い」という考えで運用されているのが、アクティブファンドだと思っていただければと思います。

アクティブファンドの場合、投資会社に在籍するファンドマネージャーやアナリストが、これから値上がりしそうな銘柄を選んで投資を行います。

予測が当たれば、インデックスファンドよりも高い利回りが得られるメリットがあります。一方、プロとは言っても必ず予測を当てられるわけではないので、予測が外れてインデックスファンドの運用成績を下回ってしまう可能性もあります。

以上がインデックスとアクティブの違いです。

市場平均を目指すか
それを下回るリスクを取ってでも上回ることを目指すか

の違いだとご理解ください。

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インデックスとETF

投資信託を選ぶ男性
広義の投資信託には、2種類の分け方があることを解説してきました。インデックスかどうか、ETFかどうかによって投資信託を分類すると、次の表のように4つの商品に分けることができます。

インデックス インデックスではない
ETF 「インデックスファンド」であり、「ETF」でもある商品 「インデックスファンド」ではないが、「ETF」ではある商品
ETFではない 「インデックスファンド」ではあるが、「ETF」ではない商品 「インデックスファンド」でも、「ETF」でもない商品

理解を助けるため、どんな商品があるのか具体例を見ていきましょう。

「インデックスファンド」であり、「ETF」でもある商品

日本の証券取引所で取り扱われているETFは、すべて「インデックスファンド」です。例えば、上場インデックスファンド225(1330)、TOPIX連動型上場投資信託(1306)などの商品があります。

また、海外の指数に連動する商品を購入することもできます。上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)などがその好例です。日本の証券取引所で購入できるのに、間接的に海外に投資することができます。

「インデックスファンド」ではあるが、「ETF」ではない商品

すなわちインデックス運用の投資信託のことです。日本の場合、ETFよりも投資信託の方が種類が充実している傾向があります。

日本の指数はもちろん、全世界の経済に投資できる投資信託や、新興国に特化したタイプなどさまざまです。特に新興国全体でなく、中国、ブラジル、ロシアといった個別の国に投資できるのは、ETFでなく投資信託の種類の豊富さのおかげです。

「インデックスファンド」でも、「ETF」でもない商品

すなわちアクティブ運用の投資信託のことです。日本の商品でアクティブ運用をするなら、ETFではなく投資信託を選ぶことになります。

アクティブ運用の投資信託といえば、ひふみプラスやつみたてJグロースなどが高い収益を出しており、人気があります。

「インデックスファンド」ではないが、「ETF」ではある商品

すなわちアクティブ運用のETFのことです。日本では上場が認められていないので存在しませんが、アメリカなど一部の国の証券取引所では取り扱いがあります。投資するためには、米国株式を売買できる証券会社に口座を開設する必要があります。

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投資信託は投資セミナーで学べる

マネーセミナーの様子
「インデックス」「ETF」といった用語を中心に解説してきました。どちらも投資信託の種類のことですが、どういった分け方をするかによって使われる用語が異なります。

投資信託やETF、インデックス運用やアクティブ運用は、どちらが優れているかを決められるものではありません。両者にメリットとデメリットがあるので、自分に合った商品を選ぶことが大切です。

投資セミナーでは投資信託をテーマに取り扱っているものもあります。セミナーで商品の特徴を学べば、自分に合った投資信託を選ぶことができます。お金の知識を深めて、資産運用に取り組んでいきましょう。

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