みなさんは、“投資家”というと難しいイメージを持ってませんか?
- たくさんのお金を持っている資産家じゃないとできないだろう
- 普通の会社員にはできないだろう
と思っている方へ、今回は投資家になるための方法について説明します。
投資家になるには何の資格も必要なく、多額の資金も必要ではありません。株式や投資信託、FXなど何かしらの投資をしていれば個人投資家を名乗ることができます。
誰でも投資家になれますが、利益を出すためには相応の知識や資金が必要になることは事実です。本記事で、投資家になるために必要なことや、おすすめの投資商品を見ていきましょう。
この記事の目次
投資家になるために必要な3つのこと
投資家としてスタートを切るには、最低次の3つのことが必要になります。
- 投資資金を貯める
- 投資手法を知る
- 実際に投資をしてみる
それぞれ詳しく説明していきます。
投資資金を貯める
投資は今の時代100円からでも可能ですが、100円ではほとんど利益を出すことができません。ある程度の投資資金は必要になります。
金額は人によってさまざまですが、もし専業の個人投資家として生きていくなら最低200万円から500万円は必要です。個人投資家になるためには、まずは最低200万円貯めるようにしましょう。
投資手法を知る
一口に投資といっても様々な投資手法があります。それぞれの投資手法には一長一短があり、どの投資手法が合うかは人によって異なります。
まずは投資手法についてしっかり理解することが必要です。
実際に投資をしてみる
投資資金が溜まり、投資手法についてもある程度理解が進んだ段階で実際に投資をしてみるようにしましょう。
最近は多くの証券会社でデモトレードと呼ばれる架空の取引をすることができます。デモトレードでは実際の取引の雰囲気をつかむことができますが、デモトレードと実際の取引はまったくの別物です。架空の資金ではいくら利益を出すことができても自分の資金をかけて実際にトレードすることとは全く違います。
実際にトレードをすることによって初めて投資の真髄を知ることができるのです。
おすすめの投資方法4選
この章ではおすすめの投資方法について4つ紹介します。資産運用の種類の”合う/合わない”は人によってそれぞれです。自分の性格やライフスタイルに合うものは何か考えながら読んでみてください。
株式投資
株式投資は最もメジャーな投資手法です。株式投資は簡単に説明すると購入したときの株価よりも売却した時の株価が高ければ利益が出る投資商品です。
株式投資の代表的な取引手法はデイトレードです。デイトレードとは1日で取引を完結させる投資手法です。デイトレードをうまく行うことができれば短期で利益を取ることができます。デイトレードを生業としている投資家をデイトレーダーといいます。
株式投資はさまざまな情報が入って来やすく、値動きもわかりやすいので投資初心者にもおすすめの投資手法です。ただし株価が自分の予想外の方向に動くと大きくマイナスになる可能性もあるので、損失を回避するために十分注意しながら取引することが重要です。
FX
FXとは外国為替証拠金取引のことをいいます。簡単に説明するとレバレッジという手元資金の数倍の取引ができる仕組みを使って外貨預金の取引をすることをいいます。
FXは手元資金の最大25倍の取引がをすることができるので手元資金が少額でも大きな利益を出すことができます。
1億円以上利益を出しているトレーダーが続出している取引手法でもあります。
FXは夢のある取引ではありますがその分リスクもものすごく高い商品です。FXのメリットは手元資金が少なくても利益を出すことができることですが、反対にデメリットは短期で大きな損失を負ってしまう可能性があることです。
専業でいつでもチャートをチェックできるトレーダーにはおすすめできますが、サラリーマン投資家のような兼業の投資家にはあまりおすすめできる投資手法ではありません。
不動産投資
不動産投資とはその名の通り不動産を購入して他人に貸したり売却益を狙う取引手法のことをいいます。
不動産投資は手元資金がたくさんないと行うことができないと思われていますが、不動産投資を行っている多くの投資家は銀行のローンを利用して資金調達しています。
銀行には不動産投資専門のアパートローンという商品があります。アパートローンは一般のサラリーマンでも借りることができるローンなので、手元資金が少なくても不動産投資を始めることが可能です。
ただし部屋が埋まらないリスクや、売却しても損をしてしまうリスクがあるため難度の高い資産運用の方法ともいえます。その分成功したときには大きな利益が見込める資産運用の方法です。
個人投資家で不動産投資に成功している多くの投資家は、法人を設立しています。法人を設立し事業として不動産投資を行うのです。法人の方が個人よりも税制上有利な部分が多いからです。個人事業主として家賃収入で暮らしていく事は多くの人の憧れですね。
投資信託
投資信託とは株式や債券、不動産等に投資をしている金融商品です。投資信託は複数の株式や債券、不動産などに投資をしているため1つの投資信託で分散投資をすることが可能です。
運用はプロのファンドマネージャーが行ってくれるので、資産運用に詳しくない投資家でも始めやすい金融商品といえます。
不動産に投資している投資信託のことをREITと呼びます。REITの中でも日本の不動産に投資しているREITのことをJ-REITといいます。J-REITであれば小額資金からでも投資することができますので、不動産投資に興味ある方はまずはJ-REITから始めてみるのも良いかもしれません。
資金が貯まったらエンジェル投資家になるのもひとつの手!
投資によってある程度の資金がたまったら、エンジェル投資家になるのも1つの方法です。エンジェル投資家とはスタートアップしたばかりの企業やベンチャー企業に主に出資する投資家のことをいいます。
スタートアップ企業の夢を共有することができますし、もしそのスタートアップ企業が大きく成長すれば大きな収益を得ることができます。スタートアップ企業の多くは10年以内に倒産してしまうことが多いですが、夢を追いかけている若者の応援することができる素晴らしい投資です。
また、エンジェル投資はリスクが高いので、エンジェル投資家には以下のような特典があります。
- ベンチャー企業への投資額から5,000円引いた額を総所得額から控除できる
- 投資した金額100%を株式譲渡益から控除できる
①の上限金額は10,000,000円もしくは総所得額の4割の低い方となります。
②に関しては全額控除することが可能です。
①と②の併用をすることはできません。
投資家として大成した暁には、エンジェル投資家として社会に貢献することも良いかもしれませんね。
投資仲間の存在は大きい
今回は投資家になるための方法について説明しました。投資家になるためには特別な資格は必要ありません。
ただしある程度のお金と、資産運用に関する知識が必要になります。
簡単に最短で世界で成功しているような投資家になれることはまずありません。
投資家として安定して生活するには、投資についての勉強や情報収集を欠かさないことが大切です。また、情報交換はもちろん、投資へのモチベーションやメンタルを保つために投資仲間の存在もとても大切です。
投資セミナーやコミュニティに参加して、投資関係の人脈を築いておきましょう。
投資家になりたい理由は人それぞれですが、投資家として成功し、社会に貢献できたらとても素敵ですよね。