20代は貯蓄に余裕が出てきたら、投資に挑戦をしてみましょう。近頃は月1万円で購入できる積立投資も登場してきました。
投資を進める理由は、資産運用ができるということもありますが、日本や海外の経済動向に関する知識が身に付き、仕事に活かせるからです。
20代は、キャリアデザインを描いていくことができる年代。そのため、早くから投資をしておけば、経済の流れが分かるようになり、仕事にも相乗効果を発揮するのです。
ここでは、投資の口座開設方法をご紹介します。これから、投資を始めたいと思っている方は、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
この記事の目次
20代は投資に挑戦!口座開設のステップ
投資を始める際は、証券会社に口座を開設しなければいけません。ここでは、証券会社の口座開設のステップをご紹介します。
ネット証券の口座開設フロー
ネット証券の口座開設フローは次の通りです。
- 証券会社の公式ホームページにアクセスする
- 口座解決申込みをクリック
- 名前・メール・アドレスなど必要情報を入力
- 登録したメールアドレスに申込リンクが届く
- 住所など個人情報を登録する
- 確認書類を写真撮影してメール添付で提出する
- 口座番号・パスワードが通知書による送られてくる
- 公式HPにアクセスし、口座番号・パスワードを使用してログインする
- 自動引き落とし・積立を設定する
ネット証券も取引金額に応じて、取引手数料を設定していますが、ネット証券は対面証券の約5分の1以下と手数料が安いです。また、ETFやノーロード信託を幅広く取り扱っていて、優れたサービスを提供しています。そのため、ネットの操作に慣れている20代は、ネット証券を上手く活用すれば、コストをかけずに取引が行えます。
対面証券の口座開設フロー
対面証券の口座開設フローは次の通りです。
- 証券会社のホームページにアクセスする
- 口座開設の資料請求手続きを行う
- 口座開設に必要な書類が届く
- 必要書類に必要事項を記入して捺印、確認書類を含めて返送
- 2週間ほどで口座が開設される
- 自分の口座に入金手続きを行う
- 取引の際には、コールセンターに電話をかけて取引を行う
対面証券は手数料が高いですが、どのような会社の株を購入すれば良いかプロのアドバイスを受けることができます。また、市場動向など気になることを聞くこともできるので、投資に関する知識が少ない方は対面式がおすすめです。
口座開設先を決められない場合の対処法
ネット証券は手数料が安いですが、投資初心者でも自分で情報を集めて、1人ですべてを決めていかなければいけません。そのため、ネット証券を活用する場合は、無料セミナーなどに参加をして、情報収集をしましょう。
20代が投資をする際の3つの鉄則
投資を始める場合は、「投資のタイミング」「投資対象」「投資スタイル」の3つで投資方法を決めることが大切です。ここでは、それぞれのステップで大切になってくる「積立投資」「分散投資」「インデックス投資」について解説します。
積立投資
積立投資は、1つの商品を購入すれば、カテゴリ全体をカバーできます。昔はカテゴリ全体をカバーしようとすると、主要企業だけで数千社あり数億円以上かかりましたが、今ではETFで約1万円、ノーロード投資で1,000円から購入できるようになりました。
積立投資のように、毎月一定金額を積み立てていくと、価格が高いときは購入量が少なく、価格が低いときは購入量が多くなります。平均購入価格が下がるという効果が得られます。
分散投資
投資における分散投資は非常に重要です。性質の異なる金融商品を組み合わせ購入すれば、リターンも値動きも安定します。株式だけしか持っていなければ大打撃を受けることもありますが、株式(国内・先進国・新興国)・債券(先進国・新興国)の5つの資産を持っておけば、安定的な運営が行えるのです。
投資信託であれば、パック商品になっており選ぶ手間も省けるため、初めて投資をする方は信託投資をおすすめします。
インデックス投資
投資商品を選択するときは、どのような投資スタイルで運用されているかを、まずは理解しなければいけません。投資スタイルと聞くと難しく感じるかもしれませんが「インデックス運用」「アクティブ運用」の2つに分類できれば十分です。
インデックス(パッシブ)運用 | アクティブ運用 | ||
---|---|---|---|
ETF | インデック投信 | アクティブ投信 | |
流動性 | 上場商品であり、マーケットが開いている時間であれば、いつでも売買可能 | 1日に1度決まる基準価格でしか売買できない | 1日に1度の基準価格での売買が基本だが、それ以上時間がかかる商品もある |
コスト | インデックスに連動するように、機械的に運用されている商品なので非常に安い | 機会的に運用されているが、資産額が小さいため、ETFよりコストがかかる | ファンドマネージャーが投資ストーリーを作る商品なので、コストが非常に高い |
積立 | 自動積立は利用できないが、米国では積立サービスも始まっている | 毎月の自動積立も配当の自動再投資も可能 | 毎月の自動積立も、配当の自動再投資も可能 |
20代に投資をおすすめする理由
20代は投資を始めましょうと説明しましたが、実は投資は仕事やキャリア結成にも役立つのです。ここでは、投資が仕事に相乗効果を与える理由について説明します。
仕事と投資は相乗効果がある
生活の中で最も優先順位が高いのは、仕事です。就職して数年は、仕事に慣れるので精一杯で、他のことを考える余裕がないのも当然です。仕事に少し慣れてくれば、結婚や子育てなど、プライベートが忙しくなる人も出てくるでしょう。
そのため、良いと思っても投資になかなか踏み出せないという人もいるのです。しかし、実際は、仕事と投資は対立するものではなく、相乗効果を持っているものです。自然と世の中の仕組み対しても詳しくなり、そのことが仕事にも活きてきます。
日本経済の調子が分かる
ニュースで「円高」「円安」や日経平均などの言葉を聞いたことがあるでしょう。また、新聞を読んでいる人は、株式欄に気がついた人もいると思います。
投資をしていない人のほとんどは、このような情報に触れても、スルーしていたのではないでしょうか?しかし、これらのデータは仕事にも関わってくる日本経済の調子を教えてくれる貴重な情報源です。周囲で投資を始めた若い人の多くは、自分のお金が関わってくるので、自然と為替や株価といった経済指標に感心を持つようになり、日本や世界の動きが分かるようになります。
キャリアアップにも役立つ
投資を始めれば、どの業種の会社が業績が良いのかも、株価から見えてきます。そこまで分かるようになると、仕事上でも的確な判断ができるし、自分がキャリアアップしていく中で、どのような業種に転職すれば良いのかも見えてきます。
また、勤務先が上場しているのであれば、自分の会社の株価がどうなっているのかも確認すると良いです。株価とは、その会社に対する世界中からの評価となります。そのため、投資を始めれば、経済や金融の知識も蓄えていくことができます。
投資を始める場合は「ETF」か「投資信託」がおすすめです。
20代はキャリアアップのためにも投資を始めてみよう
20代は、キャリアデザインを描くのにピッタリな世代です。仕事を頑張りたいから、他のことに手が回らないという方もいますが、投資を始めれば、日本の経済の流れが分かるようになります。そのため、キャリアアップをかねて投資を始めてみましょう。
投資の口座開設方法には、ネットと対面の2種類の方法があります。
ネットが使えるのであれば、ネット証券は手数料が安くておすすめです。しかし、ネット証券は全て自分で投資の運用を行わなければいけないため、正しい知識が必要となります。
マネーセミナーや投資セミナーは無料で開催されていることが多く、これから投資を始めたいと思っている投資初心者の方にとてもおすすめです。
若いうちからお金に対する正しい知識を身に着けておきましょう。