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【複利と単利の違いは?】令和のお金の増やし方もお教えします

皆さんは複利という言葉をご存知でしょうか?資産運用をする上で複利は非常に重要です。

今回は複利について詳しく説明します。

単利と複利

この章では、複利について詳しく説明します。

複利について説明する上で単利との違いについて理解することが重要です。

・単利…元本のみに利息が付く
・複利…元本+利息に金利が付く

となっています。

一見すると大きな違いはないと思われるかもしれません。しかし長期間でみれば見るほど単利と複利には大きな違いがあるのです。

単利と複利の実額について

この章では、実額で単利と複利がどのくらい違うかについて説明します。例として年率3%の定期預金を1年更新で10年間、100万円預けた場合について見ていきましょう。

3年後の元本と利息は…

という結果になります。
さらに5年後の元本と利息は、単利の場合 1,150,000円、複利の場合は 1,159,274円になります。
7年後の元本と利息となると、単利の場合 1,210,000円、複利の場合は 1,229,874円になります。

そして10年後の元本と利息は、単利の場合 1,300,000円、複利の場合は 1,343,916円になります。

期間が短い時はあまり違いはありませんが、10年という期間になると同じ金額を同じ金利で同じ期間預けているのに、43,916円もの違いが出るのです。何故かというと、単利は元本にしか利息が付かないのに対して複利は、元本に加えて利息にも利息が付くからです。

このように複利の効果が大きいことが分かって頂けたかと思います。

では、複利効果を使って元本を2倍にするにはどのくらいの金利や期間が必要なのでしょうか?

72の法則

複利効果を使って元本を2倍にするのに簡単な計算式があります。それが72の法則です。

72の法則とは、72÷年率=年数になります。例えば今の大手銀行の普通預金の金利は0.001%なので72÷0.001=7万2千年になります。

つまり今の普通預金の金利で元本を2倍にするには7万2千年もかかるのです。これでは生きている間に2倍にするのは不可能です。

しかし、例えば金利が3%ならば元本が2倍になるのは24年後ですし金利が6%ならば元本が2倍になるのは12年後です。

もし10年後に元本を1倍にしたい場合は金利は7.2%必要になります。単利の場合は金利10%が必要なのでいかに複利の効果が大きいか分かっていただけたのではないでしょうか?

昔は定期預金に預けて置けば十分だった…

現在の大手都市銀行の定期預金の金利は、0.01%です。先ほど紹介した普通預金の10倍の金利です。しかしこの金利でも元本を2倍にするには2,400年かかります。

この数字も現実的ではありません。しかし今から30年以上前には定期預金の金利は7%を超えていた時代があるのです。

当時の金利情勢であれば単純に定期預金にすれば元本は10年くらいで2倍になったのです。

これくらい金利が付けば資産運用の方法として定期預金の利用は”あり!”です。

しかし、現在の金利情勢を考えると、資産運用に定期預金を利用するのは得策ではありません。

複利の効果を活かすには積立投資と長期投資の組み合わせが重要

現在の金利情勢では定期預金では資産運用にはなりません。では、どうすれば現在でも複利の効果を最大限享受することが出来るのでしょうか?

複利効果を享受するためのポイントはズバリ積立投資と長期投資の組み合わせです。

積立投資とは、毎月一定金額を投資信託などに投資することをいいます。積立投資を行えば毎月投資元本が増えることになり、投資金額はどんどん大きくなっていきます。もちろん投資なので元本の上下はあります。

しかし毎月一定金額を投資することによって投資元本の変動は安定していくのです。これをドルコスト法といいます。相場が安い時も高い時も常に一定金額買っていくので投資元本は安定していくのです。

しかし短期間の運用ではこのドルコスト法を最大限に活かすことは出来ません。短期間のみでの運用になってしまうと、投資元本の変動はどうしても激しくなってしまうのです。

長期で運用すればするほどドルコスト法の恩恵を受けることが出来ます。つまり現在の金利情勢で複利効果を最大限に享受するには、積立投資に長期投資を組み合わせることが重要になるのです。

長期積立投資におすすめの商品とは?

この章では長期積立投資におすすめの商品を2つ紹介します。長期積立投資におすすめの商品はズバリ「つみたてNISA」と「iDeCo」です。

つみたてNISAとは

1つ目の長期積立投資におすすめの商品は、つみたてNISAです。つみたてNISAとは、最大20年間、毎年40万円まで投資信託の積立運用を行う商品です。つみたてNISAには様々なメリットがあります。

利益が非課税になる

つみたてNISAのメリットの1つ目は、利益が非課税になることです。通常の投資信託の場合、利益に対して20.315%が課税されます。

100万円の利益が出た場合には、20万円以上税金で取られることになります。しかし積立NISAであれば利益は非課税です。100万円の利益の場合だと丸々100万円を利益として受け取ることが出来ます。

利益に対して非課税であることは大きなメリットになります。

手数料が安い商品が大多数

つみたてNISAのメリットの2つ目は、手数料の安い商品が大多数であることです。通常投資信託には、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額という3つの手数料がかかります。

購入時手数料

購入時手数料とはその名の通り、投資信託を購入する時にかかる手数料です。通常銀行や証券会社の窓口で投資信託を購入すると、1~3%の手数料がかかります。しかしつみたてNISAの場合は、購入時手数料が0%のものが大多数です。

信託報酬

信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる手数料のことをいいます。通常の投資信託の場合、年率で1%以上かかります。つみたてNISAの場合は、信託報酬1%以下の商品が大多数です。

信託報酬は目には見えにくい手数料ですが、例えば100万円を信託報酬年率1%の投資信託で10年運用した場合、単純掲載で10万円かかることになります。

一方、信託報酬年率0.5%の場合は5万円で済みます。このように信託報酬の違いは年数が長くなればなるほど大きくなるの投資信託を選ぶ際は注意するようにしましょう。

余談ですが、最近証券会社や銀行では、購入時手数料で稼ぐのではなく信託報酬で稼ぐ方向にシフトチェンジしています。

購入時手数料が安い商品でも信託報酬が異常に高い投資信託を勧められるケースも出てきているようなので注意してください。

信託財産留保額

3つ目の手数料である信託財産留保額は投資信託を解約する時にかかる手数料です。信託財産留保額に関しては通常の投資信託でもあまりかからない商品が多いです。

もちろんつみたてNISAの投資信託も信託財産留保額がかからないものが多いです。

では何故つみたてNISA取り扱いの投資信託の手数料が安いのでしょうか?それはつみたてNISAに使える投資信託は金融庁の許可を得なければいけないからです。

金融庁の厳密な審査をクリアした投資信託のみがつみたてNISA対象の投資信託になっているので商品性が非常に良いのです。

iDeCo

2つ目の長期積立投資におすすめの商品は、iDeCoです。iDeCoとは個人型確定拠出年金のことをいいます。

分かりやすくいうと、自分で自分の年金を作る商品になります。iDeCoもつみたてNISAに負けず劣らず良い商品になっています。

税制がお得

iDeCoのメリットの1つ目は、税制がお得なことです。iDeCoもつみたてNISA同様、通常利益に対してかかる20.315%の税金がかかりません。

また、iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になります。これはつみたてNISAにはないメリットです。

iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になるので年末調整や確定申告をすると税金が戻ってきます。例えば年収500万円のサラリーマンが月2万円iDeCoを利用した場合、年間48,0000円税金が戻ってきます。

また、 iDeCoは実際にお金を受け取るときの税制もお得になっています。iDeCoで貯めた資金の受け取り方は、「一括」「分割(年金方式)」「一括+分割(年金方式)」の3種類から選べます。

一括の場合は、退職所得控除が使えて、分割(年金方式)でも公的年金等控除が使えます。

商品性が非常に良いこと

iDeCoのメリットの2つ目は、つみたてNISA同様、iDeCoで運用する商品の商品性が非常に良いことです。

iDeCoは個人で年金を作ってもらおうと国の肝いりで始まった制度です。当然iDeCoに採用されている商品も非常に内容が良いものになっているのです。

少額(月5,000円)から始められる

iDeCoのメリットの3つ目は、少額から始められることもメリットです。毎月5,000円から始めることが出来ますし途中から増額や減額をすることも出来ます。

まとめ

今回は、複利について説明しました。複利は資産運用をするにあたって非常に有効な方法になります。

複利の仕組みをうまく利用すれば資産を大きく殖やすことが出来ます。ひと昔前は、定期預金で十分複利の恩恵を受けることが出来ました。しかし現在の金利情勢は定期預金で複利の効果を十分に享受することが難しいです。

今回紹介したつみたてNISAやiDeCoであれば現在の金利情勢でも複利の効果を最大限に享受することが出来ます。

現在の低金利のなか投資をすることは必須になりつつあります。

是非この記事を参考に複利運用を始めてみてはいかがでしょうか?