そんな悩みを抱えている方向けの記事です。
一生懸命に節約をしているつもりなのにお金が貯まらない人と、何もしていないようでお金が貯まる人がいますが、この2人の違いは何なんのでしょうか?
読者のあなたは、貯められる体質ですか?実は、生活習慣を確認すれば、あなたはどちらのタイプかが分かるのです。
ここでは、お金が貯まる人と貯まらない人の生活習慣の違いと、お金をムリなく貯める方法をご紹介します。ぜひ、お金が貯められなくて悩んでいる方は、この記事を参考にしてみてください。
お金が貯まる人VS貯まらない人の習慣
「頑張っているのに、お金が貯まらない…」と嘆いているお金を貯められない人と、「頑張り過ぎずにお金を貯める」とハッピーオーラを振りまく人の違いはどこにあるのでしょうか?
実は生活習慣に大きな違いがありました。ここでは、それぞれの生活習慣の違いをご紹介します。
通勤
お金が貯められない人は時間に余裕がありません。時間に追われてしまう結果、忘れ物をしてコンビニで間に合わせたり、遅刻しないようにタクシーを使用するなどのムダ出費が発生してしまうのです。
その一方で、お金が貯まる人は早起きが多いです。準備時間を持つことで、ムダな支出を減らせます。また、節約上手の人は朝にお弁当と夕飯の下ごしらえをしておくため、仕事終わりの買い物で、本当に必要な物しか買わずに済みます。そのため、ムダな出費がありません。
【お金が貯まる人】 1時間早起きして、1日の準備をおこなう
【お金が貯まらない人】 朝は常にバタバタしていて、忘れ物をしてしまう
ランチタイム
お金が貯められない人の中には「節約をしたいから、あらゆる物をクレカ払いにしてポイントを貯めている」と話す人が多いです。クレカ払いは、金銭感覚が薄くなる上、ポイントに釣られてしまい余計なモノを購入しましがちです。
お金を貯めている人は、お金の減り方が目に見えて分かるので、1万円以下の買い物は現金払いをする人が多いです。財布にいくら入っているのか把握することで、ムダ使いをなくします。
【お金が貯まる人】 買い物のポイントに執着をしていない
【お金が貯まらない人】 クレカで買い物をして、ポイントをコツコツ貯める
飲み会
お金が貯められない人は、場当たり的にお金を使います。そのため、気づけば赤字になってしまうのです。誘われた飲み会には必ず行ったり、友達に薦められた化粧品を買うなど、他人に影響される傾向もあります。
その一方で、お金が貯められる人は、交際費の予算を決めています。予算内での付き合いしかしないため、予算オーバーになることはありません。
【お金が貯まる人】 自分が参加したい飲み会にだけお金を使う
【お金が貯まらない人】 誘われた飲み会には、必ず参加する
買い物
お金が貯められない人は、スーパーのチラシや店頭の値札をチェックして安い食材を買えば、食費が抑えられると思いがち。しかし、「安いからと購入した食材が使い切れていない」というムダも多くなっている恐れがあります。
お金が貯められる人は、冷蔵庫の中は驚くほどスッキリしています。手持ちの食材を使いきる、必要な物だけを買うという意識があるため、ムダ使いはしません。
【お金が貯まる人】 使い切ることを意識する
【お金が貯まらない人】 チラシを見て、安いものを買いにいく
家計管理
お金が貯められない人は、家計簿が必要と思いがちです。しかし、面倒なことを頑張ろうとするあまりに、長続きがしません。家計簿を細かく付けることに満足してしまい、集計や分析ができない傾向も。
その一方で、お金を貯められる人は、1ヵ月いくらで暮らせるかを把握しています。貯蓄は先取り貯蓄をしており、残ったお金で上手にやりくりをします。そのため、家計簿を付けなくても、自然とお金を貯めることができるのです。
【お金が貯まる人】 予算感をシッカリと持っている
【お金が貯まらない人】 家計簿を細かくつけすぎて、集計が面倒になる
お金が貯められない人でも貯まり出す「レシートワーク」
チェック項目で「お金が貯まらない人」に該当した人は要注意です。まずは、お金の流れをシッカリと把握して、貯まる体質になりましょう。ここでは、家計管理におすすめの「レシートワーク」をご紹介します。
1ヵ月のレシートを集める
自分のお金の使い方を知るために、1ヵ月分のレシートを集めていく。1日の終わりに財布の中から、その日のレシートを取り出し、決まった場所に保管します。交通費や自動販売機の飲み物、飲み会での割り勘分などレシートが出ないものは、付箋に書いて保管場所に入れます。
「食費」「費用の高い項目トップ3」「その他」に分類する
1ヵ月分のレシートを取り出し「食費」「費用の高い項目トップ3」「その他」にレシートを仕分けます。この仕分けは、厳密にする必要はありません。自分の感覚で気軽に行いましょう。
ときめき買いを基準に「〇」「×」を付ける
レシートの一つ一つの項目を判定しましょう。生活に必要なモノや、なりたい自分に近づけたモノには「〇」を付けます。買って後悔しているモノには「×」を付けましょう。
レシートに「×」「〇」が付いた項目の金額を集計する
全レシートの「×」「〇」それぞれの合計額を出します。×の合計額はムダ遣い。本来は、貯められるはずだったお金です。金額が大きいとショックを受けますが、ここではムダ使いを「見える化」することが目的なので、自分を責める必要は全くありません。
「×」が付いた項目にコメントを書く
レシートで「×」を付けた項目について、その理由を書いていきましょう。レシートチェックの最大の目的は、自分のお金の使いクセを把握することがです。そのためには、なぜ、買ったのかを自問自答することが大事です。それにより、自分のムダ遣いの傾向が見えてきます。
1ヵ月間の振り返りをする
1ヵ月間のお金の使い方を振り返り、紙やノートにまとめておきましょう。×の理由や1ヵ月間の支出の反省などを書き出し、買い物傾向を自己分析しましょう。自己分析することで、ムダ遣いの対策を考えられるようになります。
お金が貯められない人が貯蓄する4ステップ
限られた収入でも、何にお金を使うか計画を立てることができれば、お金は自然と貯まります。ここでは、予算内で過ごして貯蓄する方法をご紹介します。
Step1:まずは貯蓄額を決める
月収に対する理想の貯蓄の割合を参考に、家計の状況に応じて無理のない金額を決めることが重要です。最初は低めに設定して、様子を見ながら徐々に引き上げていきましょう。
暮らし方 | 割合 | 手取り20万円の場合の目安 |
シングル・ひとり暮らし | 17% | 3万4,000円 |
シングル・実家暮らし | 30% | 6万円 |
既婚・子なし | 30% | 6万円 |
既婚・子あり | 16% | 3万2,000円 |
Step2:固定費の金額を書き出す
毎月の固定費が総額いくらかかっているかを把握しましょう。固定費を減らせば、継続的に貯まる家計を作りやすくなります。保険や通信費のプランを一度見直しましょう。
[固定費]
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 生命保険
- その他
Step3:手取収入から貯蓄額&固定費を引いた「生活資金」を知る
ここで算出した金額が、生活費として自由に使えるお金です。
(手取り月収)-(毎月の貯蓄額)-(毎月の固定費の総額)=(自由に使えるお金)
Step4:お金の内訳を「消費・浪費・投資」に分ける
生活費を一律に引き締めるのはダメです。消費は生活に必要なもの、浪費はムダ遣いだけど欲しいもの、投資は自分の将来につながるものをイメージして予算を決めましょう。
- 消費:生活する上で必要なお金は「50%」が支出の目安
- 浪費:必要ではないけど欲しいモノに関するお金は「25%」が支出の目安
- 投資:スキルアップや将来の収入につながるお金は「25%」が支出の目安
お金が貯められない人は、まずはお金の流れを知ろう
今回は、お金が貯められる人と貯められない人の違いを解説しました。読者のあなたは、どちらに該当しましたか?もし、お金が貯められない人に該当した場合は、今すぐに、お金の流れを把握して、貯められる体質になりましょう。
また、お金が貯められない人は、不必要な生命保険に加入をしていたり、携帯のプランの見直しをすることで、すぐに貯まる体質になれる人もいます。
そのため、マネーセミナーに参加をしてお金のキホンを学んでみることをおすすめします。個別相談ができるセミナーではお金のプロがあなたの支出の『ムダ』を見つけて的確なアドバイスをしてくれますよ。