株式投資で大損してしまう理由と注意するべき3つのこと

近年、資産運用が流行っています。資産運用といえば多くの方は株式投資を思い浮かべるのでは無いでしょうか?

株式投資をして大きく利益を得た人をテレビやインターネットで見たことがある人も多いと思います。

しかし、一方株式投資をして大きく損失を出している人も多いことも事実です。今回は、株式投資の大損について説明します。

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株式投資とは

この章では、株式投資の大損について説明をする前にそもそも株式投資とはどのようなものなのかについて説明します。

株式投資とは、その名の通り東京証券取引所などに上場されている株式を購入することです。

ではこの株式投資ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?株式投資の主なメリットは3つあります。

値上がり益(キャピタルゲイン)

株式投資のメリットの1つ目は、キャピタルゲインです、キャピタルゲインは、購入した時の株価より株価が高くなった時に売却することによって得ることのできる利益です。

株式投資をする多くの方は、このキャピタルゲインを目的に株式取引を行っています。銘柄選びがうまく行けば莫大なキャピタルゲインを得ることも可能です。

例えば、iPhoneで有名なapple株にiPhoneが発売された2007年1月9日に投資をしていれば。その当時のAppleの株価は1株約12ドルでした。現在のAppleの株価は約260ドルなので約13年間で21倍に上昇したことになります。

このように銘柄選びがうまく行けば莫大なキャピタルゲインを得ることが可能になります。

配当益(インカムゲイン)

株式投資のメリットの2つ目はインカムゲインです。株式の多くは、株を持っている人に配当を毎年出します。高配当な銘柄に投資すれば毎年多くの配当を得ることが出来ます。

株主優待

株式投資のメリットの3つ目は、株主優待です。株主優待とは、企業が株主に割引券や食品などの商品をプレゼントしている制度です。

近年、株主優待に注目が集まっており株主優待目的で株式投資を行う人は非常に多くなっています。そのため企業も株式を買ってもらえるように株主優待を充実させている傾向にあります。

株主優待も株式投資の大きなメリットです。

株式投資で大損してしまう理由

株式投資のメリットについて理解頂けた所でこの章では、株式投資で大損してしまう主な理由について説明します。

株式投資で大損してしまう主な理由は5つあります。

借金をしてまで株式投資を行ってしまう

株式投資で大損してしまう理由の1つ目は、借金をしてまでも株式投資を行ってしまうことです。

株式は、先ほど紹介したapple株のように大きく上昇する銘柄もあります。大きなキャピタルゲインが欲しいために、借金をして株式投資を行ってしまう人は意外に多いです。

もちろん借金をして株式投資を行っても短期間で大きな利益を出すことが出来れば問題はありません。

しかし世の中そんなに甘くありません。結果的に大きく上昇した株式でも大きく上昇する前に下落することはいくらでもあります。

余裕資金での運用であれば、多少株価が下がっても長期で保有できるので問題ありませんが、借金をして株式投資を行ってしまうと利息が加算されますし、そもそも投資した株式が大きく上昇するとも限りません。

もし消費者金融で借金をした場合の一般的な金利は年率18%です。100万円を1年間借りたら利息だけで18万円もかかってしまいます。

また借金をしたお金で買った株式が倒産してしまったらそれこそお金は二束三文しか残りません。

借金をして株式投資をすることは大損する可能性を大きく高めてしまうのです。

損切りのルールがあやふやな人

株式投資で大損してしまう理由の2つ目は、損切りのルールを決めないで株式投資を行ってしまうことです。

損切りとは株価がこのラインまで下がってしまったら損を確定させることです。株式投資に限らず、資産運用にとって損切りは非常に重要です。

株式投資などの資産運用において、勝率が10割になることはあり得ません。購入した株式がすべて値上がるとは限らないのです。

また株式や外貨預金は、上昇するスピードよりも下落するスピードのほうが一般的に早いといわれています。

損切りが出来ずに、ずるずる株式を保有することによって損がどんどん大きくなってしまうことはよくあることです。

大きく下落する前に損切りすることこそが株式投資にとって重要なことになります。しかしこの損切りですが頭では分かっていても実際に実行することは非常に難しいことです。

何故なら人間は本能的に損を確定させることを嫌がる生き物だからです。株価が下がってくると多くの方は、「もう少し持てば株価は戻るだろう。」と考えます。しかし実際は更に株価が下がってしまうことが多いのです。

損切りをしっかり行えないと株式投資で大損してしまう可能性は非常に高くなってしまうのです。

なので損切りのルールについては頭の中で決めておくだけでなく家族に「ここまで下がったら損切りする。」と宣言するなど強制的に損切りできる仕組みを作ることが重要です。

1つの銘柄に集中して投資してしまう

株式投資で大損してしまう理由の3つ目は、1つの銘柄に集中して投資をしてしまうことです。

集中して投資した銘柄が上昇すれば大きな利益を手にすることが出来ます。しかし一極集中で投資することはリスクが高すぎます。

もし投資した会社に不祥事などがあれば株価は目も当てられないほど下がってしまいます。株式に一極集中して投資することは、株式投資で大損するリスクを高めてしまうのです。

デイトレードを行う

株式投資で大損してしまう理由の4つ目は、デイトレードを行うことです。デイトレードとは、1日で株式取引を完結させる投資手法のことをいいます。デイトレードは短期で利益を出すことができるので非常に人気のある投資手法です。

しかしデイトレードは非常に危険な取引でもあります。何故なら多くの機関投資家と呼ばれるプロの投資家もデイトレードを行っているからです。

機関投資家は、個人の投資家とは比較にならないくらいの莫大な資金を運用しています。当然、運用に関する知識も非常に高い人たちの集まりです。

このような機関投資家とデイトレードで真っ向勝負しても個人の投資家は負けてしまう可能性が非常に高くなります。

機関投資家は、莫大な資金を投入することができるのである程度意のままに相場を動かすことができるからです。

デイトレードで負け続けてしまうとあっという間に株式投資で大損してしまうことになります。

[blogcard url="https://investors.camp/trade-tips/#i-11" title="デイトレードで利益を出すためのコツ
" description="デイトレードで利益を出すためのコツはデイトレードを行う際の確固としたルールを作ることです。トレードルールがないデイトレードは必ず大負けします。"]

資金がないのに信用取引を行ってしまう

株式投資で大損してしまう理由の5つ目は、信用取引です。信用取引とは、証券会社からお金を借りて、元手の資金の3倍程度の株式取引ができる制度のことをいいます。

信用取引を行うことによって、元手の資金よりも大きな取引をすることができるメリットはありますが、その分損失も大きくなってしまいます。

また信用取引は、一定期限までにお金を返済しなければいけないルールもあります。お金を返済するために、株価が一番安いタイミングでも株式を売却しなければならない事態も発生してきます。

豊富な余裕資金があるうえで信用取引を行う分には問題ありませんが、余裕資金がない状態で信用取引を行ってしまうと株式で大損してしまうリスクは高くなってしまいます。

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株式投資で大損しないために決めておくこと


株式投資で大損してしまう理由について理解して頂けたかと思います。この章では、株式投資で大損しないための方法について3つ紹介します。

株式投資は余裕資金で行うと決める

株式投資で大損しないための方法の1つ目は、株式投資は余裕資金で行うことです。株式投資を余裕資金以外で行ってしまうと、先ほど説明したように大損してしまう可能性は飛躍的に高くなってしまいます。

借金をしてしまうことや余裕資金がないのに信用取引を行うことは絶対に辞めましょう。

損切りルールを明確に決める

株式投資で大損しないための方法の2つ目は、損切りルールをしっかり決めることです。損切りルールを決めないと、利益は小さくなり損失は大きくなってしまいます。

株式投資を行うに当たって重要なことは利益は大きく取り損失は小さくすることです。人間の本能に従った取引をしてしまうと利益は失いたくないので早めに確定させてしまい。損率は確定させたくないので大きくしてしまう傾向にあります。

強制力の持った損切りのルールを作ることが株式投資を行うにあたって非常に重要になります。

長期分散投資を基本に行う

株式投資で大損しないための方法の3つ目は、長期分散投資を基本に株式投資を行うことです。

余裕資金で複数の銘柄に投資をして長期で利益を出す方針で株式投資を行えば、よほど銘柄選択を誤らない限り大きく損をする可能性はありません。

また長期で株式を保有することによって配当や株主優待を受け取ることも出来ます。利益確定のラインと損切りのラインをしっかり決めて長期分散投資を行うことが株式投資で利益を出すためには重要になります。

まとめ

今回は、株式投資の大損について説明しました。株式投資は、現在の不透明な世の中を生きていくためには、非常に有効な資産運用の方法です。

年功序列の賃金体系は崩れ給料も上がりにくい今本業以外の収入を持つことは非常に重要なことです。

株式投資は、情報も多く少額から始めることができるので資産運用の第一歩としてはとても適している投資方法です。

しかし株式投資は、やり方を間違ってしまうと、想定外の大損をしてしまうこともあります。

株式投資で負ってしまう大損は致命的なものになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

是非、今回の記事を参考に株式投資で大損せずに安定した利益を出せるようになることを心から祈っております。

株式投資は適切な方法で行えば利益の出やすい投資法になります。是非皆さんも株式投資に挑戦して利益を出しましょう。

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