スキャルピングは最も利益を出しやすい手法!デメリットは?

株式投資やFX(外国為替証拠金取引)には、様々なトレード手法があります。代表的なトレード手法は、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、長期トレードの4つです。

今回は、最も利益が出しやすいといわれているスキャルピングについて詳しく説明します。

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スキャルピングとは

この章ではスキャルピングについて説明します。

そもそもスキャルピングとは何でしょうか。いくらスキャルピングが、株式投資やFXで利益が出しやすい手法といわれても言葉の意味も知らずに手法を使うことは出来ません。

スキャルピングってどういう意味?

このように言われると答えに困ってしまう人は多いのではないでしょうか。スキャルピングとは、日本語で言うと「薄く頭皮を剥ぐ」という意味です。

株式投資やFXで使われるスキャルピングとは、少ない利益を何度も取っていくという意味になります。

つまり、株式取引やFXのトレード時間を短くして短時間で何度も薄利を取っていくという手法です。

スキャルピングのメリット


この章ではスキャルピングのメリットについて説明します。スキャルピングの主なメリットは4つあります。

トレード時間が短くて済む

スキャルピングのメリットの1つ目は、トレード時間が短くて済むことです。株式取引やFXにおいて長期間、株式や外貨を保有していることはリスクが高いことになります。

特にFXの場合、レバレッジ機能を使っている人がほとんどなので、長時間、外貨を保有するリスクは非常に高いです。

なぜ長時間、市場に参加しているとリスクが高いかというと、相場は突然大きく下落することがあるからです。記憶に新しいのが2015年に起きたスイスフランショックと2018年に起きたトルコリラショックです。

スイスフランショックもトルコリラショックも一瞬にして大きく相場は下落してしまいました。

市場に参加している時間が長ければ長いほどこのような大きなショックにあってしまう可能性が高くなります。

スキャルピングは、数秒から数分でのトレードになるので大きな相場下落が起きた時に出くわさなくて済む可能性が高くなります。

スキャルピングはストレスが少ない

スキャルピングのメリットの2つ目は、ストレスが少なくて済むことです。スキャルピングは極めて短い時間で取引が終わるので、ストレスが少なくて済みます。長期間市場に参加しているとどうしても相場が気になりストレスになることはよくあることです。

相場が気になりすぎて仕事や家事が手に付かない人も少なくありません。スキャルピングは自分で決めた一定時間集中して取り組むことになるので、トレードをしていない間、相場に関するストレスが少なくなります。

ストレスなく取引をすることは株式取引やFX取引において非常に大きなことなのでストレスが少ないことはスキャルピングの大きなメリットになります。

相場の動きが少ない時でも利益が出せる

スキャルピングのメリットの3つ目は、相場の動きが少ない時でも利益が出せることです。通常の取引では相場に動きがないと利益を出すことは出来ません。

しかしスキャルピングの場合、そもそも1回当たりに狙う利益が少ないので相場の動きが少ないレンジ相場の時も利益を出すことが出来ます。

相場は、常に激しく動いている訳ではありません。むしろレンジ相場である時間帯のほうが長いのが一般的です。

レンジ相場の時もしっかり利益を出せることはスキャルピングの大きなメリットです。

少ない資金でも大きな利益になる

スキャルピングのメリットの4つ目は、少ない資金でも大きな利益になることです。これは特にFXの場合にいえるのですが、FXは元手の資金の何倍もの取引をすることができるレバレッジという機能があります。

レバレッジ機能を使ってスキャルピングを行えば、値幅が取れなくてもちりも積もれば大きな利益になります。

一度当たりの利益が少なくてもトータルすれば大きな利益になることはスキャルピングの大きなメリットです。

[blogcard url="https://investors.camp/starting-daytrade/#i" title="デイトレードのメリット・デメリットとは
" description="株式投資やFXで使われるスキャルピングとは、少ない利益を何度も取っていくという意味になります。つまり、株式取引やFXのトレード時間を短くして短時間で何度も薄利を取っていくという手法です。"]
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スキャルピングのデメリット

この章では、スキャルピングのデメリットについて説明します。スキャルピングのデメリットは主に4つあります。

手数料がかさむ

スキャルピングのデメリットの1つ目は、手数料がかさむことです。スキャルピングは数秒から数分での取引を何度も行う取引です。

1回当たりの手数料は小さくても何度も取引することによって手数料の負担が重くなってしまうのです。

スキャルピングを行う際は、手数料の低い証券会社を選ぶようにすることが重要です。

根気や集中力を必要とする

スキャルピングのデメリットの2つ目は、スキャルピングには根気と高い集中力が必要なことです。

スキャルピングは一瞬の相場の動きを察知して取引を完結させる作業です。これを何回も成功させなければ大きな利益にはなりません。

スキャルピングには一瞬の判断力が必要になりますので高い集中力や根気が必要になります。

損切りラインを決めておかないと大損に繋がる

スキャルピングのデメリットの3つ目は、損切りのラインをしっかり決めておかないと大損してしまう可能性があることです。

損切りは、スキャルピングに限らず株式投資やFXなどの資産運用を行う際には非常に重要なものです。

しかし、スキャルピングの場合は特に重要です。いくら市場に参加する時間が短いといっても、相場が自分の思った方向とは逆に動くことはいくらでもあります。

その時に素早く損切りすることが出来なければ大きく損失を負ってしまうことになります。

損切りは頭では分かっていても難しい作業です。スキャルピングをする際は、絶対に損切りできる自分なりのルールを作って置くことが極めて重要になります。

曖昧な損切りルールではいざというときに絶対に損切り出来ません。何故なら人間の本能は損切りを嫌がっているからです。

人間の本能に逆うことをするわけなので明確かつ強制的に損切りするルールを自分なりに作りましょう。

スキャルピングを禁止している証券会社がある

スキャルピングのデメリットの4つ目は、FXの場合、証券会社によってはスキャルピングを禁止している会社があることです。

なぜ、証券会社によってスキャルピングを禁止されている会社があるかというとスキャルピングを顧客に行われることによって証券会社が損をしてしまう可能性があるからです。

なぜスキャルピングによって証券会社が損をしてしまうかというと、証券会社は、市場から為替を取りにいっています。しかしスキャルピングは早ければ数秒で完結する取引なので、証券会社が市場から為替を取りに行くのが遅れてしまう可能性があるからです。

市場から為替を取りに行くのが遅れた結果証券会社が損失を負うことになります。

証券会社にとってはこのようなリスクがあるため証券会社によってはスキャルピングを禁止している会社があるのです。

おすすめの通貨と取引時間帯

この章では、FXでスキャルピングを行う場合のおすすめの通貨と取引時間帯について説明します。

株式でももちろんスキャルピングを行うことは出来ますがFXのほうが明確なおすすめの通貨と取引時間帯があります。

おすすめの通貨

FXでスキャルピングを行う際は、ずばりユーロ/ドル、ドル/円がおすすめです。ユーロ/ドル、ドル/円がおすすめの理由は3つあります。

取引量が多い

スキャルピングにユーロ/ドル、ドル/円がおすすめの理由の1つ目は、取引量が多いことです。

スキャルピングは少ない利益を積み重ねる取引です。取引量の少ない通貨ペアの場合、突発的に一方向に動く可能性があります。

突発的に動くことが多い通貨でスキャルピングを行うと必ずどこかで大きく損をしてしまいます。

スキャルピングを行う際はこのようなことを防ぐためにもある程度素直な値動きの通貨で取引することが重要です。

ドル/円は説明するまでもなく日本で一番取引量の多い通貨ペアになります。ユーロ/ドルに関しては、あまりピンと来ない方もいるかもしれませんが、世界のFXトレーダーで一番使われている通貨ペアになります。

手数料が低い

スキャルピングにユーロ/ドル、ドル/円がおすすめの理由の2つ目は、手数料が低いことです。

スキャルピングは一日何十回、多い方で何百回も行う取引になります。よって一度にかかる手数料は低くてもちりも積もれば大きな手数料になってしまいます。

ユーロ/ドルやドル/円はFX会社によって違いはありますが、ほとんどのFXでもっとも低い手数料で取引できる通貨ペアです。

スキャルピングにおいて手数料は非常に重要なポイントになりますので極力手数料の安い通貨ペアを選ぶようにしましょう。

おすすめの取引時間帯

スキャルピングは値動きが少なくても利益の出せる取引ではありますが、ある程度の値動きは必要です。

スキャルピングにおすすめの取引時間帯は、ずばり日本時間の午前9:00~11:00、日本時間21:00~24:00になります。

なぜこの時間帯がおすすめかというと、日本時間午前9:00~11:00に関しては日本株が取引される時間帯です。また午前9:55にはドル円の当日の為替レートが決まる時間でもあります。

この時間帯は、特にドル円はある程度動く時間帯になりますのでスキャルピングにはおすすめです。

日本時間21:00~24:00がおすすめの理由は、この時間帯はヨーロッパの市場参加者とニューヨークの市場参加者のどちらも参加している時間帯になるからです。また、アメリカの雇用統計など重要な経済指標が相次いで発表される時間帯でもあります。

市場参加者が多く経済指標の発表も多い時間になるのでユーロ/ドルもドル/円も動きやすい時間帯になります。

スキャルピングは利益が出しやすい取引手法

今回はスキャルピングについて説明しました。スキャルピングは、数あるトレード手法の中で最も利益が出しやすい取引手法です。

今回の記事を参考にスキャルピングについての理解を深めて頂ければ幸いです。

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