節税対策を学ぶ

IDeCo(イデコ)の運用シミュレーション【老後のお金問題シリーズ】

談笑する男女グループ

iDeCo(イデコ)の口座の開設が済むと、次にしなければいけないのが、毎月の掛け金をどの商品に振り分け運用するのか配分指定です。ここも多くの人が悩んでしまうポイントです。

お金を絶対に減らさないことを優先するなら、定期預貯金や保険のみで運用する方法が候補となります。一方、リスクを取って高いリターンを狙いたいという方は積極的に投資をしましょう。

この記事では、運用シミュレーションを踏まえた老後資金の増やし方をご紹介します。

1.iDeCo(イデコ)×安定投資

iDeCoのアドバイザー
iDeCo(イデコ)で投資を始めてみたい。リターンはそこそこで良いから、リスクを抑えたいという方は安定投資を選びましょう。

安定投資の特徴

安定投資とは、低リスク低リターンの金融商品を選ぶ投資です。国内外の株・債券・REITに投資するバランス型投資信託を使った安定投資が選択肢になります。iDeCoで得た運用益は非課税にもなるため、ドキドキせずに投資にチャレンジしたい人、長期間の収入でリスクがある自営業や片働きの夫婦に向いています

安定投資のシミュレーション

上記は、年収350万円の会社員が25歳から60歳まで毎月1万円を国内外の株、債券、REITに分散する投資で積み立てた結果をシミュレーションしたものです。運用利回りは、過去12年のデータから3%で資産しています。

60歳時の受取金額、約741万5,600円になります。元本420万円に対して、運用益は約321万5,600円と、元本の約1.8倍まで増えていることがわかります。また、嬉しいことにiDeCoで得た運用益は非課税です。iDeCoによる所得控除と運用の節税額は合計約127万円となり、節税効果も期待できます。

安定投資におすすめの金融機関

安定投資におすすめのバランス型投資を4つご紹介します。

楽天証券

世界30か国以上の株式と10か国以上の債権、合わせて3,000銘柄以上に分散投資する投資信託。株式と債券の比率は原則50:50にすることで、リスクを抑えながら、安定したリターンの獲得を目指すことができます。

商品名 セゾン・バンカード・グローバルバランスファンド リターン 1年:6.68%
3年:16.64%
コスト 0.61% リスク 7.42%

SBI証券

国内・先進国・新興国の株式と債券・国内・海外のREITの8資産に分散投資。信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指した運用を行います。ファミリーファンド方式で運用

商品名 iFree8資産バランス リターン 1年:3.11%
3年:3.85%
コスト 0.24% リスク 8.51%

マネックス証券

国内・先進国・新興国の株式と債券、国内、先進国のREITの8資産にそれぞれ12.5%ずつ均等に投資を行うバランス型ファンド。業界最低水準の運用コストを目指し続ける方針が長期投資におすすめです。

商品名 eMAXISSlimバランス リターン 1年:3.82%
3年:-%
コスト 0.15% リスク 8.51%

りそな銀行

国内・先進国・新興国の株式と債券、国内・先進国のREITが投資対象。安定性と成長性のバランスを目指した運用を行います。資産配分は原則として年1回見直しが行われます。

商品名 Smart-i8資産バランス安定成長型 リターン 1年:3.33%
3年:-%
コスト 0.20% リスク 7.68%
年金手帳
2022年からの新しい年金制度の解説と働き方について2022年から年金制度が変わろうとしています。新年金制度によって、年金の受給開始年齢が拡大。働く高齢者の年金の一部を調整する在職老齢年金の見直し、厚生年金に加入するハードルの引き下げが始まり、65歳以上も働き続ける選択肢が出てきました。ここでは、新しい年金制度の説明と働き方について紐解きます。...

1.iDeCo(イデコ)×積極投資

iDeCo(イデコ)の大きな特徴は、非課税メリットと60歳まで引き出せないことで、半強制的に長期運用が可能になることです。この点を最大限に生かすなら、積極的にリスクを取り、リターンを狙う投資信託で積み立て投資をすることも候補に挙がるでしょう。ここでは、積極投資について分かりやすく解説します。

積極投資の特徴

積極投資とは、リスク(値動き)が高いことを覚悟で、高いリターン(期待収益)を狙うことをいいます。世界の株式指数との連動を目指す全世界株式のインデックス型投資信託が候補になります。
また、世界中の株に分散投資する投信で、日本株など1つの国の株式に投資するよりリスクは抑えられます。

積極投資のシミュレーション

上記は、年収350万円の会社員が25歳から60歳まで毎月1万円を積極投資で運用した場合のシミュレーション結果です。過去30年の参考データから運用利回りを6%で資産すると、60歳時の受取額は約1,424万7,100円です。元本が420万円が35年間で1,000万円以上増え、iDeCoによる所得控除と運用の節税額が合計約264万円になります。

そのため、ハイリスク・ハイリターンゆえ、一時的に大きく値下がりしても耐えられる人向けの投資方法になります

積極投資におすすめの金融機関

積極投資の代表的な投信が次の4つです。2020年2月からコロナ・ショックにより、全世界的に株式・REIT市場が大幅に下落しました。
その影響で、全世界株式の投信は1年リターンが2019年12月末時点で25%前後だったものが、2月時点では、2~3%に下落しています。そのため、このような大幅な下落があることを理解した上で、積極投資を行いましょう。

楽天証券

日本を含む全世界の株式市場の動きを捉えることを目指しており、全世界株式指数のFTSEグローバルテンオールキャップ店インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

商品名 楽天・全世界株式インデックス・ファンド リターン 1年:2.50%
3年:-
コスト 0.21% リスク 15.46%

SBI証券

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標としています。ETFを通して全世界の株式に低コストで分散投資が行えるのが魅力的。また、投資対象に中型・小型株も含まれており、より多くの銘柄に分散投資することができます。

商品名 SBI・全世界株式インデックス・ファンド リターン 1年:2.22%
3年:-
コスト 0.11% リスク 15.28%

マネックス証券

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。主として対象インデックスに採用されている日本を含む先進国および新興国の株式等への投資を行います。

商品名 eMAXISSlim全世界株式 リターン 1年:3.91%
3年:-%
コスト 0.11% リスク 15.33%

りそな銀行

日本を除く世界先進国の株式が主要投資対象となっています。MSCI KOKUSAI(配当込み)をベンチマークとしています。運用スタイルの異なる複数の運用会社を組み合わせた「マルチ・マネージャー運用」が魅力的です。

商品名 ラッセル・インペストメント外国株式ファンド リターン 1年:3.15%
3年:5.93%
コスト 1.46% リスク 14.84%
投資商品の選択肢
ideco、積立NISA、NISAどれからはじめるべき?投資の節税制度には、iDeCo、つみたてNISA、NISAの3つがあります。3つもあると、どれを使ったら良いのか困ってしまいます。この記事では、iDeCo、つみたてNISA、NISAの投資で使える3つの節税制度をしっかり解説しました。どれを優先するべきかもご理解いただけるので、投資を始める前にぜひ最後までご覧ください。...

老後のお金の不安は「iDeCo」で解決

iDeCoのロゴブロックを並べている

老後資金は、2,000万円程度が必要と話題になり、お金の不安を抱えている方は多くいます。

どんなに健康を意識していても、年齢を重ねるにつれて、病気になるリスクは高くなってしまいます。そのため、医療費や介護費を含めた、老後の備えが必要になってくることを想定して、老後のため貯蓄しておきましょう

「全然、手元にお金がない…」という方でも投資を始めれば、まだまだ間に合うかもしれません。積極投資を行えば、元本420万円が1,424万円に増える可能性があるのです。

今回は、1万円を積み立てたときの数値を説明しましたが、掛け金は上乗せすることも可能です。

しかし、投資を行う際は知識が必要です。必ずしも利益が得られるわけではないので、プロの専門家にアドバイスを受けながらはじめましょう。

安定投資と積極投資のどちらが良いのだろう…?
投資をしたことがないけれど、老後に備えて蓄えが欲しい…?

という悩みが出た場合は、1人で悩まずに個別相談付きのセミナーに参加してみましょう。老後資金の蓄えを得意とするファンドやファイナンシャルプランナーがサポートしてくれますよ。

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