世の中には様々な株主優待がありますが、現在その数はなんと約1,500社にのぼります。興味はあるものの、数が多すぎて選べないとか、おすすめの株主優待について知りたいなと感じる方は多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなニーズに応えして、おすすめの株主優待を7社厳選してご紹介します。
あなたに合う株主優待がきっと見つかるはずです。
株主優待とは?
株主優待とは株を買ってくれた投資家に商品や割引券などを企業がプレゼントする制度のことをいいます。
株主優待を実施している上場企業は約37%です。上場企業は約4,000社なので約1,500社が実施していることになります。一見少ないと思われるかもしれませんが、多くの投資家が株主優待に注目していることで、近年増加傾向にあります。
本記事で紹介するおすすめの株主優待は全部で7社です。商品がおすすめな会社や割引券がおすすめの会社など万遍なく紹介しますのであなたにあった株主優待もきっと見つかると思います。
それでは1社ずつ詳しい株主優待の内容について紹介します。
おすすめの株主優待 厳選7社
イオン
イオンはいわずと知れた、大手スーパーマーケットチェーンです。子会社を含め全国に約22,000店舗あります。読者の皆さんも一度はイオンを利用したことがあるのではないでしょうか?
イオンの株主優待は、オーナーズカードがもらえることです。オーナーズカードはイオングループで買い物をすると持ち株数によって割引を受けることができるカードです。
株数によって以下のキャッシュバックを受けることができます。
- 100株 … 3%のキャッシュバック
- 500株 … 4%のキャッシュバック
- 1,000株 … 5%のキャッシュバック
- 3,000株 … 7%のキャッシュバック
しかもお客様感謝デーとの併用も可能です。お客様感謝デーは毎月20日、30日に実施され5%offの特典を受けることができます。
さらにイオンの株主優待は、3年以上継続して株を持っている投資家には株数によって以下のギフトカードのプレゼントがあります。
- 1,000株 … 2,000円分
- 2,000株 … 4,000円分
- 3,000株 … 6,000円分
- 5,000株 … 7,000円分
このようにイオンの株主優待はとても魅力的な内容です。よくイオンで買い物をする方はとてもお得ですので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
イオンの株は2020年3月19日時点で1株2,300円です。株主優待を受けるには最低100株必要なので230,000円必要なことになります。
オリックス
オリックスはリース業を始めさまざまな分野に進出をしている企業です。銀行や保険事業にも進出していますしレンタカー事業や最近はカーシェアリングにも進出をしています。
多角化経営が非常にうまくいっており、2019年の純利益は3,200億円を超えています。日本の純利益ランキングで14位に入っている超優良会社がオリックスという会社なのです。
またオリックスといえばプロ野球球団のオリックス・バッファローズを思い浮かべる方も多いかもしれません。
さてそんな有名企業であるオリックスですが、株主優待の内容の良さから多くの投資家か
ら支持を受けています。 オリックスの株主優待の主な内容は2つです。
ふるさと優待と株主カードがオリックスの株主優待です。
ふるさと優待はカタログギフトをもらうことができる株主優待です。ふるさと優待を受けるためには、100株以上保有している必要があります。
100株以上株を保有していれば3月にカタログギフトをもらうことができますが、3年以上オリックスの株を保有しているか・していないかでカタログギフトの内容が異なります。
当然ですが3年以上株を保有している株主のほうがカタログギフトの内容は良くなります。
ふるさと優待のほかには、3月・9月にもらえる株主カードです。株主カードをもらうには100株以上保有している必要があります。
オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格でも利用することができます。レジャーやビジネスなど、さまざまなシーンで有効期限内に何度も利用することができます。
オリックスの2020年3月19日の株価は1,138円なので100株買うには113,800円必要なことになります。
日本マクドナルドホールディングス
マクドナルドについては説明不要でしょう。世界最大手のハンバーガーチェーンであり関東では「マック」、関西では「マクド」の愛称で知られています。
マクドナルドは全国至るところにあるのでほとんどの方は一度は利用したことがあるでしょう。
マクドナルドの株主優待の内容は株数に応じて優待食事券もらうことができることです。
優待食事券の内容はバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品お引換券が6枚ずつで1冊になっています。
- 100株~299株…優待食事券 1冊
- 300 株~499 株…優待食事券 3冊
- 500 株以上…5冊
注文する商品によっては1万円以上の価値があります。この優待食事券を年2回もらうことができるのです。3月と9月の2回同じ内容をもらうことができるので、300株以上保有している方は10冊もらえることになります。
優待食事券は、他人にあげることができるので家族や友人にあげれば喜ばれること間違いなしでしょう。
日本マクドナルドホールディングスの3月19日の株価は4,870円なので、100株買うには最低487,000円必要なことになります。
カゴメ
カゴメは、飲料・食品・調味料等の大手総合メーカーです。カゴメのトマトジュースやケチャップを利用したことがある方は多いのではないでしょうか?
カゴメの株主優待は、カゴメの製品を保有株式に応じてもらうことができます。ケチャップや野菜ジュースなど日常よく利用する商品をギフトでもらうことができるので非常に実用性が高い株主優待になっています。
優待は年に1回受けることができます。100株以上で2,000円相当、1,000株以上で6,000円相当の詰め合わせをもらうことができます。
3月19日時点のカゴメの株価は2,695円なので、269,500円最低限必要になります。
コロワイド
コロワイドは様々な飲食チェーンを経営している企業です。 居酒屋の甘太郎や回転すしのかっぱ寿司などを傘下に収めています。
ブランドの全てを合わせると、店舗数は 2,700 店舗を超えています。(フランチャイズ含む)
コロワイドが運営している主なブランドは、フレッシュネスパーガー・やきとりセンター・牛角・居酒屋北海道・土間土間などです。
多くの方がコロワイドのお店を利用したことがあると思います。
コロワイドの株主優待ですが、500株以上が株主優待の対象になります。 内容は年に4回10,000円相当のポイントが付与されることです。
また2020年3月期の限定の優待で 10,000円相当のポイントを追加でもらうことができます。
コロワイド全店舗で活用することができるので非常に利用しやすいですし、ポイントの有効期限は1年あるので余裕をもって利用することができます。
3月19日時点でのコロワイドの株価は 1,818円です。 コロワイドの株主優待を受けるには500株必要なので 909,000円最低必要になります。
ヴィレッジヴァンガードコーポレーション
ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは本や雑貨などをワンフロアで販売していることが特徴的な本屋です。
ヴィレッジヴァンガードは、一応本屋のカテゴリーになります。しかし、一度でもヴィレッジヴァンガードに行ったことがある方は分かると思いますが、普通の本屋とは全く異なります。
特殊な空間が広がる店舗には多くのファンがいます。さてこのヴィレッジヴァンガードコーポレーショが提供する株主優待の内容は
- ヴィレッジヴァンガードが運営する店舗
- ヴィレッジヴァンガードプレースが運営する店舗(「HOME Coming」、「こととや」を除く)
で利用できる 「お買いもの券」をもらうことができます。株式の保有年数によって内容が異なり、保有年数が長くなるほど受け取れるお買物券の金額は大きくなります。
- 100株(株式保有年数1年未満10,000円相当
- 100株(株式保有年数1年以上11,000円相当
- 100株(株式保有年数2年以上12,000円相当
ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの現在の株価は856円なので、85,600円が最低必要になります。 85,600円で最大 12,000円の還元を受けることになるので利回りに直すと14%にもなります。
松屋ホールディングス
松屋ホールディングスは言わずと知れた牛丼チェーンの松屋の経営をしている会社です。松屋には牛丼はもちろんですが牛丼もありますし、牛焼肉やしょうが焼き定食など様々な定食もあります。
最近は創業当時に販売していたカレーを再販売して大きな話題にもなりました。
松屋ホールディングスは100株以上保有すると優待食事券をもらうことができます。優待食事券は松屋ホールディングスが運営する松屋以外の松そばなどで利用することができます。
優待食事券は、松屋の場合では「ラージ定食・W定食」以外のメニューであれば、どの品でも優待券1枚と交換ができます。 大盛りにも変更できるので、きっとお腹は大満足するはずです。
現在の松屋の株価は、2020年3月19日現在、3,630円なので100株購入するには363,000円が必要になります。
株主優待を楽しもう
今回はおすすめの株主優待について説明しました。現在約1,500社が株主優待を実施しています。人それぞれ好みは違うと思いますが、これだけ株主優待を実施している企業があれば気に入る株主優待はきっとあると思います。
今回、紹介した株主優待は比較的万人受けするものを紹介しました。
今回紹介した株主優待以外にも様々な優待があります。ぜひ今回の記事をきっかけに株主優待に興味をもっていただければ幸いです。